この前の大阪駅前バザールで入手した、天野さんの『郵趣ワンポイント・レッスン』に“未使用は額割れ、使用済は宝石”というフレーズがあった。その指している切手は1960年代後半の記念特殊切手達。1次国宝シリーズや国際観光年50円はその頃熱心に収集していた少年コレクター(私もそれに含まれます。)にとって憧れの切手でした。国宝シリーズの普賢菩薩などデパートの趣味の切手売り場で@1,000円はしていたと思います。それが今では@300円そこそこ。この切手を郵便物に貼付して手紙を寄こす方もおられる位です。その状況の急変ぶりには驚き以外ありません。今では立場が逆転して良消しの使用済は、1万円を超えるモノすらあります。
画像アップは未だ比較的良消しが多い国宝シリーズの法隆寺。
画像アップは未だ比較的良消しが多い国宝シリーズの法隆寺。