昭和55年迄使用していた直彫り和文ローラー印の形態は面白い。毎年、刻印するので、局名表示の行数が変わったり、1行の文字数が変わったり...あるいは局名の彫り方に違いが認められたり...それを教えてくれた水野虎杖氏のスタンプクラブ誌での特集記事に触発されて集める様になった。同じ年の和文ローラー印でも出張所で使用したりして相違点が認められる。イベント局の沖縄海洋博局の和文ローラー印を画像アップする。
消印収集は風景印⇒和文櫛型印、そして和文ローラー印へと進んだ。影響を受けたのは、水野虎杖氏が書かれた“スタンプクラブ”誌での特集記事。その後、入手不可能だと思われた同氏の“櫛型印形態学”の全巻揃いを文献研究家のY氏(故人)より入手。私が大学生の頃です。ガリ版刷りだけど素晴しい出来具合。いくらだったと思いますか...?5万円でした。Y氏が御自身の病気の治療費に充てられた様でした。最近、ネットオークションで虎杖氏の“ローラー印の形態と分類”を入手。「素晴しい文献...。」とその内容にウットリ。画像アップは、木曜日に書いたブログなので、『木曜広場』の和文ローラー印(笑)。たまにはショームナイ洒落でもと...。
有名な誤刻和文ローラー印。当時愛読していた“スタンプマガジン(クラブ)”誌に、JPSの支部(多分、松本支部?)の人が支部報発送時にこの上高地局を利用して発見したと記事が出ていた。今、市場に出ているモノは、現切手商社長のYさんが、未だ大学生だった頃、この情報を入手して潰した、と聞いている。
今で言うところの“イベント郵便局”の消印は官白で集めたい...とその当時思っていたが、モノが中々出て来なかった。最近はネットオークでも出品が見られるが、ホント、モノが出て来なかった。作られた数は、満月消しに比べて遥かに多い筈なのにね。でも、当時としては比較的珍しい“東京中央・ユニバシアード村局”の和文櫛型印押しの官白を入手。
葉書料額面に日付印を押印すると、官白は余白がかなり残る。まぁだから“官白”と云うのかもしれませんが...。そんな余白には駅印等々の記念スタンプを押印すれば良い記念品になります。今、愛知県では“愛・地球博”が開催されています。連日凄い人だそうです。もう残り1ヶ月...、行けない、行かない、多分ね...。官白で消印を熱収していた頃(昭和50年前半かな?)は、大阪の万博の各郵便局の消印が中々集まらなかった。でも、沖縄海洋博局は集まったし、自分でも郵頼で収集出来た。同・郵便局独自で作成した記念スタンプがあった。風景印や小型印で使用する“鳶色”の肉マンジュウで官白の余白に押印したものをアップします。