消印に興味を持ち、当時の月刊紙『スタンプマガジン』や『切手マガジン』でも風景印が紹介されていました。全国の使用局は今程多くはなかったけど、両紙共、読者の風景印官白の交換コーナーが多くの取次ぎ者を掲載。私も掲載してもらったりで、全国の方と交換に熱中しました。もう、切手そっちのけでしたねぇ。そんな中、暫くすると『戦前の風景印』に出遭う。現行の風景印には少なかった変形印などもあって、こちらも集める事になった。専門書はなかったけど昭和9年刊行の逓信郵務局編の『郵便局の名所スタンプ』なるものを入手。(地元の局のページを画像アップしました。)
日本記念特殊切手、外国切手...と何でもかんでも集めている私に一つの変革期が訪れました。正月に地元・奈良のデパートで切手の即売会が開催されていました。従兄弟と二人で顔を出し、私は日本風景社が出していた"1973年日本初日カバーカタログ"を購入したのでした。当時の毎月の小遣いが500円で、このカタログは400円もしましたから、いくらお年玉を貰っているとはいえ、この値段はかなり高価でしたが、何を思ったのか購入したのです。家に帰ってからは一つのカバーに多くの消印が押されているのに非常に興味を抱きました。そして、カタログ内に記述してあった『肉筆』と云う言葉の意味が分からず、一緒に行った同い年の従兄弟に意味を教えてもらい、ますます初日カバーに興味を持つようになったのでした。有名私立中学校受験前の小学校6年生の正月でした。
とにかく図案の気に入った中国切手は集めていた。画像アップは'79年に発行された"万里の長城"の四季を表現した4種の切手の2種。記憶では、この切手は未だ大阪にあった郵趣サービス社で購入した。4種共、カラーチャートの耳紙付き。この当時中国切手の頒布会に入っていたら凄い財産になっていただろうなぁ~ってふと思いますね。