銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

アメリカの銀行には通帳がない(続、オバマ大統領)

2009-03-21 21:59:17 | Weblog
 私は海外へ滞在型として行ったときに、どこでも、現金を手に入れられるようにするために、一応シティバンクに口座を作ったのです。12,3年前なので、数百万円を入れました。いまはすっからかんですが、その際に、通帳が無いのを不思議に思いました。現金をたくさん持って行って、口座を作ると、日本でもアメリカでも、ブース内でとても大切にしてもらえます。

 しかし、通帳がないと、顧客側は不便です。どうも、頭の良さを信じてもらえないような気がしてきます。なんとなく、馬鹿にされているような気がしたり、騙されてもこれではわからないだろうなあと考えたりします。

 その後で、『汝の父の罪』(文春刊)・・・・・ケネディ一家のこと、特に父親の蓄財の課程を書いている・・・・・を読み、結局頭のよい人間が、うまいシステムを作り上げ、それによって大衆のお金を巻き上げ、いつの間にやら、富がケネディの父に集中していて、そのシステムについては誰も判らないと、書いてあったので、

 『なるほど、なるほど』と思った次第です。サブプライム・ローンなども、『日本人ですと、そんな危ないことには手を出さないでしょうに』と思いますけれど、自分の財産がいくらあるかを、せめて銀行の通帳を見ることによって、把握でもすれば、そのローンを組む事が自分にとって、どれだけ、破滅的なことであるかを理解できるでしょうに・・・・・

 私は5300万の遺産(ただし、相続税と、家族に使ったものを抜けば、2400万円)が今ではすっからかんになってしまっているので、一種の禁治産者並みに扱われております。しかし、それは、自分が現代アートの世界で、一流になってやろうと考えたせいで、その欲望がない時代はほとんどお金など、使わない人で、小遣い帖(または、家計簿)など、つけなくても自然に、いつも、収支が合う人でした。マクロに物を考えるのですね。

 それは、通帳を見れば、勘でわかっておりました。
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 しかし、今朝、NHKハイビジョンで一冊の本として、雨宮処凛(かりんと読むらしい)の「生きさせてください」と言う本の紹介があったときに、現代の若者はずっと、状況が悪い事も知りました。これの遠因はもしかしたら、小選挙区制にあります。日本の政治家は粒が小粒すぎる人がなっております。大局観をもって政治を担う人がいません。

 非常に日本の政治が悪くなっております。そして、以前から申しているように、あらゆることで、連合と言うか、単一性が進んでしまい、いろいろ異なった意見を発表する機会が無くなっており、それゆえに、人々が苦しんでおります。

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 日本人はもっと頭のよい国民のはずです。それなのに、基本的なことで、随分と頭を悪くさせられています。「円周率は、3.14ですよ」と教えるなんてひどいです。実際に使うとき、たとえば、工作や手芸に使うためなら、4以下の数を省略してもよいのですが、真実は4以下、ずっと数が続いているのだと教えなくてはなりません。

 東京の東側で、インド人経営の幼稚園があるそうですが、日本人の親も入れたがっているそうです。教育に対して不安があるのです。

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株券が電子化されるともいいます。私は株も全部処分してしまったので、口を挟む余地もないのですが、これも、預り証と言う形で、眼に見えなくなると、自分の財産がどこへ行ったやら判らないという形になると思います。私が口をすっぱくするというほど、朝日新聞を批判したのは、朝日新聞とテレビ朝日は総力を挙げて、小選挙区制を推進したからです。あれが、メルク・マールだったと思っております。日本の政治が極端に悪くなるターニング・ポイントだったと思っております。

そして、政治が悪くなると国民が苦しみます。今の国民の苦しみはその当時に予想が出来たことでした。あのときに、小選挙区制に賛成した政治家を、私は一つも信じておりません。政権交代とよく言われます。主人もそれを賛成しております。自民党に利権が集中しているからとも・・・・・

でも、小選挙区制を、最も先頭になって推進したのは、小沢・民主党・党首です。

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 ともかく、日本は、今とても切ない状況です。そういう中でオバマ大統領と言うアイドル(それは、昨日拝見したインタビューでオバマ大統領自身が、ジョークとして、仰ったのですが)を迎えたアメリカはやはり祝したいです。

 そのインタビューは逐一翻訳されて、日本のどこかのメディアにも載ると思いますが、
最初に「59日経っていますが、どう変化しましたか」、と問われて、「空港(?)で庶民とは、750ヤード(700m)はなれたところに飛行機がつく。それで、車列を従えて、五分も前より余計な時間を掛けて、外へ出る」と言う話から、「技術革新への資本投下(これは、ハイブリッドカーに言及されたときですが)をする。それは、日本のやったことでもある」と、言う話で締めくくられ、「犬が近々、ホワイトハウスに来る、サイズは小さいものを」と言うところで終わったのですが、その口跡の切れの良さは、演説よりも、さらに、彼の頭の良さを知らしめて、なんとも、羨ましかったのですよ。

 私たちは、誰を頭に抱けば、自分たちの生活がよくなるのか、いまのところ、さっぱり、目処が立っておりませんね。困りましたね。

   2009年3月21日    雨宮舜 (川崎 千恵子)
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