去る七月下旬、梅雨明けにサルスベリ咲く頃。
所用あり、常総市を訪ね。
ついでに、長塚節生家に立ち寄った。
節については、拙ブログで申し上げるには及ぶまい。
というそばから白状してナニではあるが、代表作「土」は、今もって読んでいない。
実は、このお盆に読もうかと思ったのだが、既に半分は過ぎてしまった。
話を現場に戻すと、重厚な長屋門は今も健在。
その傍らには、旅姿の節の像。
行く手を見つめるまなざしは、令和元年においても、凛々しく若い。
しかし、歳月重なり。
庭木はかくの如し。
邸内においても、天突く如し。
生家は往時の豪農、無論、その敷地は広大だ。
しかしながら、その主要部の庭園は、惜しまれつつも既に荒廃。
周囲に道あり、ぐるりと歩いてみた。
生垣は刈りこまれていたが、御一族もお住まいでない現在は、管理は困難か。
一部に大きな穴が開いて、内部が丸見えのところもあり。
そこから覗けば、こんな具合。
既にこうなった以上は、森になった庭木はそのままに、足元だけを整える管理で良いかもしれない。
いずれにしても、母屋の茅葺保全とともに、対策は急務と伝わる現場だった。
さらに歩くと、足元にマメ科の落花。
見上げれば、葛の花。
そうこうしているうちに、偶然のお陰様なのだが、ある御方に出会う。
なんと、節御一族のNさんというお方で、失礼無きように、ブログ主も身を明かした。
すると、管理を任されているからということで、特別に長屋門内の屋外に限り、ご案内を頂いた。
その間、様々なNさんのご記憶を語られ、節御一族の往時を偲ぶことができたのは、まことに幸運であった。
最後にこの一枚。
門前にそそり立つチャボヒバだけは、時を経ても、往時の旧家の意気込みそのままである。
仕事柄、そのような話をさせて頂くほどに話題は尽きず、名残り惜しまれた生家であった。
今後の保存に心痛むところだが、それでも現場には、現場の空気あり。
令和元年になっても、静けさの中に確かに伝わるものがあり、心打たれた。
今では、ネットでも身近になった郷土の歌人だが(⇒伝記映画⇒青空文庫)、これを機会に、生家の今後にも注目したい。
☆人気ブログランキング☆ここで一押しm(_ _)mオン願い申し上げます ↓
所用あり、常総市を訪ね。
ついでに、長塚節生家に立ち寄った。
節については、拙ブログで申し上げるには及ぶまい。
というそばから白状してナニではあるが、代表作「土」は、今もって読んでいない。
実は、このお盆に読もうかと思ったのだが、既に半分は過ぎてしまった。
話を現場に戻すと、重厚な長屋門は今も健在。
その傍らには、旅姿の節の像。
行く手を見つめるまなざしは、令和元年においても、凛々しく若い。
しかし、歳月重なり。
庭木はかくの如し。
邸内においても、天突く如し。
生家は往時の豪農、無論、その敷地は広大だ。
しかしながら、その主要部の庭園は、惜しまれつつも既に荒廃。
周囲に道あり、ぐるりと歩いてみた。
生垣は刈りこまれていたが、御一族もお住まいでない現在は、管理は困難か。
一部に大きな穴が開いて、内部が丸見えのところもあり。
そこから覗けば、こんな具合。
既にこうなった以上は、森になった庭木はそのままに、足元だけを整える管理で良いかもしれない。
いずれにしても、母屋の茅葺保全とともに、対策は急務と伝わる現場だった。
さらに歩くと、足元にマメ科の落花。
見上げれば、葛の花。
そうこうしているうちに、偶然のお陰様なのだが、ある御方に出会う。
なんと、節御一族のNさんというお方で、失礼無きように、ブログ主も身を明かした。
すると、管理を任されているからということで、特別に長屋門内の屋外に限り、ご案内を頂いた。
その間、様々なNさんのご記憶を語られ、節御一族の往時を偲ぶことができたのは、まことに幸運であった。
最後にこの一枚。
門前にそそり立つチャボヒバだけは、時を経ても、往時の旧家の意気込みそのままである。
仕事柄、そのような話をさせて頂くほどに話題は尽きず、名残り惜しまれた生家であった。
今後の保存に心痛むところだが、それでも現場には、現場の空気あり。
令和元年になっても、静けさの中に確かに伝わるものがあり、心打たれた。
今では、ネットでも身近になった郷土の歌人だが(⇒伝記映画⇒青空文庫)、これを機会に、生家の今後にも注目したい。
☆人気ブログランキング☆ここで一押しm(_ _)mオン願い申し上げます ↓
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます