霞む桜さんに深く浸りました

　笠間盆地は、カスミザクラさんが満開です。



昨日は、雨の中、石岡市八郷地区へ向かいました。
道中、そこかしこのカスミさんに注目。



遅い山桜とか、呼ばれておりますが。
ヤマザクラさんとは、別種のお花です。
他の広葉樹さんが萌える頃に、霞がかかるように開花します。



霞、とは申すものの。
お花のひとつひとつは、それぞれがくっきりと、凛としております。



緑のトンネルの、一番上で咲いております。
花の色も葉の色も、個体差が目立つのは、ヤマザクラさんと同様です。



但し、開花の時期は半月遅れの、山笑う頃。
イヌシデ青葉さんと、道端を盛り上げておりました。



この時期には、既にキブシさんも。
青葉が兆して、霞んでいるような。



盆地の各所で、こういう風景には、しばしば出会いますね。
この時期には、針葉樹さんも、完璧な深緑を取り戻し。
田んぼさんの水鏡も、そこかしこにお出ましです。



針葉樹の茂る、湿った北斜面でも、巨木となりうる素質がございます。
その結果、国土の隅々にまで、有り難い桜列島でございます。



田んぼの神様の依り代という、桜の語源の説もございますが。
左側のヤマザクラさんから、ただ今の右のカスミザクラさんへ。
さらに手前の田んぼさんへと、豊作のお力が、お出ましになるというお話。



お陰様で、無事に戻り、夕暮れの鎮守さんを拝見しております。
右奥の大ヤマザクラさんから、左手前のカスミザクラさんへと、ただ今お移りのご様子。
有り難いご神気に、感謝いたしました。
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