甘い甘い里の柿でございます

　柿を収穫いたしました。



大粒のこの柿さんの品種は、蜂屋柿でございます。



放任栽培で、外見的にはお薦めできませんが。
独特の風味は、最近のネット上では、味の宝石と評されます。
干し柿用ですが、完熟すると渋が抜け、とろりと甘くて柔らかいクリームになります。



小粒の甘柿さんも収穫。
拙宅には、甘柿と渋柿と、大木が二本あります。



こんなふうに。
昔も今も、お陰様で立ち続けております。
昨日の昼どき、地域の用事も無事に完了して、収穫ができました。



てっぺんに、少々残しておきました。
鳥さんのために。
鳥さんが食する姿を楽しむ、人間さん用でもあります。



今日は、めでたい祭日ですね。
明治時代の始めの頃に、こちらの二本は植えられたようです。



間もなく落ちそうだった、完熟のものも一つ。
太枝に挟みました。
昔の子供は、このあたりまでが遊び場でした。



それにしても、この重いお体で、よくも台風に耐えたものです。
放任にもかかわらず、へた虫さんの食害も少ない年でした。



早熟でつぶれかけた一粒を頂きました。
この柿ならではの、甘さと香りと食感が広がり、記憶再生のスイッチが入ります。
有り難い、明治の皆様のお恵みに、深く感謝でございます。
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