ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

秘境を行けば文殊の知恵あり

2011-10-12 06:04:31 | 美味しい里山のお話
 昨日は非日常体験でした。
久しぶりに、六代目庭師・酒井一臣さんの庭のご報告です。

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 昨日の仕事は、初めて経験する非日常の世界でした。
つね日頃アシストして頂いている一臣さんの現場で、今日は一体何が起こるのでしょうか。
写真の現場は、笠間の清涼山と言われる、伝説の秘境。
山また山の細道を、一臣さんはいつもより真剣なまなざしで分け入っていきます。

千尋の谷に掛かる、いわゆる石橋が見えるやいなや、獅子の舞う鼓の音色が。
ポンポンポポポン・・・少し間の抜けたお囃子です。
文殊菩薩の浄土が目前に、というところで、目が覚めました。

 深山幽谷の景の正体は、こちら、眼下の寄せ植えでありました。
キノコが勝手に生えてくるあたりが一臣さん流です。



親子獅子かとよく見れば、鉢の脇の沖縄土産のシーサーさん。
お囃子の主は、おなかをすかせた一臣さんでした。
今日の一臣さんは、たぬきさんに変身されたようです。

 ではご一緒に、たぬきの一臣さんの案内で、隠れ家的お庭を拝見しましょう。
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夏場に活躍したゴーヤフェンスが、鳥かごの風情に。
狭い網の目に挟まったまんま、元と先を広げて熟す、ひたすら前への植物力です。
ところが人工のフェンスさんの方はといえば、ゴーヤさんの奮闘も一顧だにせず。
文明の世に生きる私たちは、天然と人工、それぞれの特性を生かす知恵が必要ですね。


一臣さんちのフウセンカズラさんは、ほんわかしております。
飼い主に似るのでしょうか。
日当たりのあまりよくないエリアでも繁茂していますね。
論より証拠、現場こそ最良の師匠であります。
ん、風上から良い香りです。


コーヒーの木が湯飲み茶碗に植えられており、和魂洋才ワンダフル。



栗のから揚げを頂きました。
渋皮のまま揚げて、食物繊維もしっかり摂取。
外側はアーモンド、内側はおサツの触感が味わえる、ビックリレシピの一品。
この名品は、文殊菩薩さんの弟子さんの獅子さんのお友達の狸さんのひらめきでしょうか。

 お陰さまで非日常の仕事も、イメージ通り無事に完了しました。
たぬきさんになりすました一臣さんは、何か次の構想があるようです。
知恵の菩薩さん喜ぶ、皆さんがわくわくするような笠間でありたいものです。
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