ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

草も木も、実りまるまるの秋

2011-11-05 06:05:52 | 里山に捧ぐ
 こちらの干し柿風景は、水戸市千波町の癒し景の柿農家・Sさん宅です。
県庁にも近い、サントル千波の交差点近くに、この甘い甘い柿の里があります。
この地は意外にも柿の適地ですから、口コミで柿ファンが集まります。
まだ霜が下りない時期ですが、それでも甘いのは、冬に米ぬかを施したためでしょうか。

 土は大切ですね。
土があっての生命ですから、土とともに生きていきたいものです。
近年、この季節の笠間では、駅前でも街中でも、菊の鉢植えが増えてきました。
菊まつりの町らしくなった笠間、その菊を育てるには、シラカシの葉っぱの土が良いようです。

薪にしても最高のシラカシさんは、灰になっても、花さかじいさんのお役に立ちます。
今頃の里山は、シラカシさんのドングリ太る季節。
おとといの新宿でも、ところどころにドングリがありました。
ドングリを合図に、今週は実りの運動会です。

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 Sさんの柿園には、なぜかリンゴやイチジクも混在しています。
そこに自然薯・ヤマノイモが巻きついて、放任されています。
既にむかごは収穫済みと聞きましたが、取り尽くさずに、少し残してあります。

そういえば、おとといの出張では、新宿副都心でも自然薯を発見した青葉です。
ちょっと歩いただけで見つかりましたから、意外に個体数は多いかもしれません。
東京の山の手は黒土も深く、本来生き物の楽園で、たぬきもぽんぽこ、湧水も豊富でした。
江戸前の海が美味しいのもうなずけます。

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 水戸のお話に戻ります。
ユズもたわわな柿園です。

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 水戸は海に近いので、笠間よりも暖かいですね。
ミカンも収穫を待つ、これがまことのミカンの待機。

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 さて、カメラはようやく笠間に到着、ニシキギさんの実りです。
人間さんは食しませんが、お目めのごちそうです。

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 十両こと、ヤブコウジさんが色づきました。
マンリョウさんの色はこれからです。
役者それぞれ、出番はいろいろです。

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 ナンテンさんは真っ赤で豊作です。
ナンテンさんはハエさんが花粉を運びますから、天然のハエがまだ生きている証です。
東京では、ナンテンの実りは、この一割程度が普通の状態です。

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 ゲゲゲのヤマユリさんの実です。
いつの季節でも主張の強さが際立ちます。

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 ヒサカキさんの地味な実。
この実のおかげで、小鳥さんも冬が越せます。
ヒサカキさんも、お陰さまで繁栄するというパートナーシップです。
自然さんも、経世済民さんも、本来は、共存共栄共生こそ、あるべき姿です。
自然さんも、経済さんも、共生を過去形にしない知恵が、今こそ必要です。
 
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 こちら、キンミズヒキさんの知恵は、細かい突起で動物に付着して生息範囲を広げる作戦。
策士策におぼれたわけではないですが、逆に実のほうに何かがくっついてしまった模様・・・。
そういうこともあるのが人生、それもまた良し人生劇場。

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花も嵐も踏み越えての歌もありますが、花を踏まずに愛でたい笠間。
どんと一発里山どんぐり、未完の大器のカントリーです。
トリのお花はホトトギスさんにて。

では、小春の週末、どうぞ健やかでありますように。
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