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斜里岳登山 ~ 沢コースは徒渉の連続

2018年08月25日 18時21分18秒 | 同上 (山歩き)
8月20日(月)

道の駅・パパスランドさっつる での朝。5時起床。
やはり、晴れている(^^)。
準備。



▲ 登山口へ向かう。

前方には斜里岳が待っている。
斜里岳はアイヌ語ではオンネプリ。「大きい山」という意味らしい。
知床半島の付け根にあって、富士山型の独立峰で山容が美しい。



▲ 登山口にある清岳荘前の駐車場に到着。

実は、登山口までの道は、16日から雨による崩落で通行止めだった。
昨日19日の午後5時にようやく開通になった。




▲ 地図。

左上の清岳荘から下二股へ、ここから旧道(沢)コースを通って、頂上へ。
帰りは上二股から、新道(尾根)コースを使って戻る。

累積標高差1115m、歩行距離10km、コースタイム7時間20分 の中級レベルだ。

コースはそこそこで、問題はないが心配なのは旧道(沢)コースで、沢を横切る徒渉のとき増水しているであろうから、登山靴を濡らすことなく渡れるかだ。
行ってみなければ分からない。




▲ 林道を抜けてまもなく沢が出てきた。




▲ そして一の沢に降り立つ。

ここから上二股まで、ずっと沢伝いに歩くことになり、20回ほど沢を横切る徒渉が必要になるようだ。「増水時でなければ靴を濡らすことはない」とガイドブックには書いてあるが。

ま、勢いよく沢は流れている。
なんとか、露出している岩の上を伝って渡る。



▲ あとは、大小の滝に遭遇しながら、川にそって登り横切りの連続だ。




▲ 中には、どうやっても水の中に足を突っ込まなければ、渡れないところもあった。

しかし、靴紐あたりまでの一瞬の水漬けであれば、撥水で水は侵入しないようだ。




▲ どうしてもこりゃ渡れないなあ(靴がずぶぬれにならなければ)と、水面を眺めながら考えこんでいると・・

若い男女ペアの登山者が、現れた(^^)。

大柄の若いにーさんが、「こっちから(渡ったほうが)いいのではないですか」とアドバイスをくれた。

「じゃあ、お手本を見せて(笑)」

真似をすると、うまくいった。

このにーさんは、地元清里町からで斜里岳は20回以上登っていると。
けれど沢コースは水量が毎回違ってなかなか記憶に残らないとも言っていた。
今日は、やはり水量は多いとも。




▲ とにかく、あとはこの人たちについていったよ。




▲ 沢の淵づたいで、側面に掴まりながら進むところもあって。

体力というよりも、バランスをうまく取れない人は、この沢徒渉は難しいだろうな。
バランスをとるためには、両手のストックで川底を押さえて、体の支えをつくりながら渡るのがポイントか。




▲ 上二股に到着。

旧道(沢)コースはここまでだ。
ホッとする。




▲ ガレ場の登りが始まる。

ひーひー、はーはーいいながら登る。




▲ 斜里岳神社の祠(ほこら)があるところまで来た。

まだガレ場を登らねばならないが、頂上はあそこだ。




▲ 白くかわいいエゾイチゲ。





▲ 斜里岳頂上1547m に到着。11時13分。

6時52分に出発したから、4時間20ぐらい要した。
コースタイムどおりだ。


頂上は当然パノラマの展望だった。



▲ 正面のオホーツク海側。

下には、斜里町、清里町、小清水町等の町並み牧草地が広がる。




▲ 斜里町のあたりをズーム。

右端の海岸ぞいのキャンプ場へ次は移動することに。





▲ 更に右端の方向は、知床半島へ連なっていく。





▲ オホーツクとは逆方向。

阿寒岳の方向になるのだが、山なみは霞でうまく分からなかった。

それよりこの若い男女。
男が言うには、沢で足を滑らして水流に胸の辺りまで浸かってしまったと。
シャツを今仕替えていたのだ。

ありえる。




▲ きょうは自作のお弁当でして。

五目ごはんをチンしたのと、食パン二枚に目玉焼きとハムをはさんだもの。

斜里岳に登るのを決定したのは、昨日5時以降に通行止めが解除されてから。
コンビニはこのあたりは無くて、自分で今朝用意したもの。
味はともかく、腹いっぱいになった。


山頂には50分ほど休憩していた。




▲ 例の地元の二人が下山し始めたので、ボクも降りるか(笑)

もうソロとはいえ、他人任せでは。

またあの沢歩渉をやらないとダメだからな。








▲ 帰りの新道コースは、尾根伝いだ。

前方の尾根を登って、右端の尾根までそのまま下二股へ下っていくのだ。




▲ 後ろを振り返ると。

右端のぽっこりが、斜里岳の頂上だった。

先に追い抜いた地元の二人がやってきていた。





▲ 最後の沢渡りの箇所に戻ってきた。

そうそう、ストックを使って、慎重に渡る。




▲ 駐車場に戻ってきた。15時40分。

10数組が今日は登った感じだったが、みなさんは殆ど下山したようだ。


ボクも、やあやあ、無事終わった、終わったよ。




▲ 道の駅パパスランドに戻ってきた。

斜里岳の山頂は少し雲がかかっていた。

もう構わないさ。終わったから。

今回の旅での山登りは、これで全部終了。
東北で5座、北海道で4座。計9座。
無事終えられて、大きくホッとした。




▲ 道の駅に併設の温泉にゆっくり入って、夕食は道の駅のレストランで。

野菜スープカレー。
普通辛と劇辛で、劇辛を選択。
大きいチキンも入って、うまかったね。

よかった、よかった。


ここは