10月16日(金)
乳頭山は別名、烏帽子岳。烏帽子の形状をしているからだろう。
あの頂上から見た東北の山々のパノラマ。ぜ~んぶ見えた!!
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▲ 休暇村前の駐車場での朝
よしっ、晴れだ。7時10分に出発。
10分ほど歩いて、
▲ 大釜温泉の左横の登山口を進む。
往路は「一本松コース」だ。
▲ 孫六温泉の前を過ぎる。
湯けむりでモコモコだ。
まもなく昨日入った黒湯温泉の裏手を過ぎて
▲ 沢沿いの道を行く。
一本松コースの中頃まで上がってくると
▲ 右手に、一本松温泉たっこの湯がある。
河原の自然湯だ。深さは30cmぐらい。温度はちょうどよさそうだった。
しかし、今こんなとこで浸かっていたら、風邪をひく。夏ならいいかも。
▲ 紅葉樹林帯がしばらく続く。
しかし、登山者はボク以外に出会わず、熊に出会うリスクがあると思い、ストックを叩き合わせて音を出しながら登る。
しばらくすると、誰かがウオーツと鳴き声をしながら上がってくるアホがいた。
外人だ。「なんのつもりや?」と彼が追い抜くとき尋ねると、「ガイドが鳴き声をするといいよと言われた」
OK,OK you re doing intentionally ね。
▲ さらに登ると、樹林帯はなくなり、霜がずっと白く降りていた。
▲ おお、乳頭山の頂上らしきものが見えてきた!
▲ あの切っ先が頂上だろう。
もうすぐだ。
▲ 頂上にまたあのにーさんが立っている。
ブーン、ブーン・・ おかしいな虫の羽音?
ああ、おそらくにーさん、あそこでドローンを飛ばしているのだろう。
▲ 乳頭山とーちゃこ。10:00AM
秋田県は乳頭山、宮城県は烏帽子岳と呼称する。
▲ あのにーさん、やはりドローン(赤丸)を飛ばしていた。
ツレらしい日本女性と、二人だけしか頂上にはいない。
このにーさん、えらくここら辺の山に詳しい。あの山は何で、この山はあれで・・と教えてくれた。
あんた何人?なんで知ってるの?と尋ねると、アメリカ人で岩手で外人観光客向けの雇われガイドを2年間やっている。ただコロナで今は無職みたいなものだと。Ah,ha, you ARE the guide who tells the bear trick. Poore cusutomer. あんたがアホなクマ除け術を教えるガイドなのね、と言ってやった。英語が上手そうだけど、あんたは何をやっているの?と聞くから、I'm free man. No need to work. とふざけて言ったら笑われた。これ、奴隷解放された黒人が言うせりふ。こんなことふざけて米国で言ったらとんでもないことになるよ。
▲ ポーズをとるにーさん。それを撮るツレのかた。
アメリカの国立公園みたいだわよ、とか言っていた。確かに、少しだけど。
▲ このにーさん、次に自撮りで写真(動画)を撮りながら、なんか説明ナレーションを入れていた。
何やってんの、と聞くと
Youtube で GoNorth Japan というのをやっているんだって。
今先ほど検索してみたら、コレだ。
ドローンは空撮のためだった。
まだこの日の乳頭山紹介レポは入っていない。
編集後レポされるかも。したらSoraも出てくるかな、まじいな(笑)
彼の Youtube 見てやってください。
それに、このあたりで彼のお勧めは、千沼ヶ原とゴカショウガハラ?とか言っていたな。
日米交流を終えて、山の同定に着手。
北西から時計回りで
▲ 八幡平はやはり、平だねえ。
北 方向
▲ 三日前に登った三ッ石山が見えるんだよなあ。
ズームすれば
▲ ほれ、あの頂上の三つの岩塊が。
誰か岩の上でバンザイしていないかなあ(笑)。
北東は
▲ 岩手山ね。
さらに右に回って東には
▲ ここから、秋田駒ヶ岳へ縦走するとき通る稜線と山
下の笹原の緑がきれいだ。
南の方向には
▲ 秋田駒ヶ岳と、初め雲海かと見間違えた田沢湖
さて、この秋田駒ヶ岳だが、あのにーさんはこれを鳥海山だと教えてくれたと思うが・・
えらく近くに鳥海山が見えるもんだ、と感心したが。今調べてみるとどうも方位、距離が合わない。
ズームすると
▲ 秋田駒ヶ岳だ。
駒ヶ岳も紅葉は終わっているようだ。
▲ その駒ヶ岳の右背後にシルエットが見えるのが、鳥海山だと思う。
月山の可能性もあるが、月山は秋田駒ヶ岳の背後に隠れていると思う。
自分の登った山(茶臼岳以外)の同定作業を終えて、昼食だ。
▲ ジャーン、きょうは手作りだ。
朝出発前に、ブドウ入りトーストに、ベーコンと焼き卵を挟んできた。
どうだ! やればできるのだ!
▲ 頂上の気温は10度弱。無風。
頂上には結局1時間ほどいて
▲ 下山開始。11時05分。
▲ ドライフラワー
これでも、持ち帰ってはいけない。
復路は、蟹場コースで。
▲ 田代平山荘を通り過ぎる
無人だと思う。
▲ 高層湿原の田代平を過ぎる。
湿原を過ぎると、紅葉樹林帯に入った。
▲ この樹林帯が長く続き、なかなか蟹場分岐の目印が出てこない。
道を間違えた?
分岐を見過ごしたかな?
不安になる。下山してから誰にも出会わないし・・
スマホで「現在地点」と検索すると、Google地図上に現在地の印が示された。こういうスマホの使い方は初めて。
それによると、蟹場分岐はもう少し先のようだ。ホッとする。
▲ 出てきた。
ここが分岐点で左へ行けばオーライ。
「遭難注意」か。やっぱりボクと同じように迷うヤツがいるのだろうよ。
▲ はい、大釜温泉の登山口まで戻ってきた。
良かった、良くやった。
▲ 駐車場に戻る。13:40PM 6時間半ほどの山行。
休憩後、風呂に行く。
他の温泉へとも考えたが、日帰り湯は2時とか3時とかまでで早い。
なので5時まで日帰り湯OKの、休暇村だな。
2度目なので、少し詳しく紹介。
▲ 入口(左)と脱衣場(右)
ドライヤーも体重計も冷水もちゃんとあるよ。休暇村だからクオリティは保たれている。
▲ 先ずは内湯。ガラスの下側半分がコロナ対策で開放されている。これがちと寒いが、しょうがない。
シャワーはもちろんある。たしか、ボディソープのほか、シャンプーとリンスも別々にあった。
右奥から、露天風呂へ通じる。
▲ 露天風呂
ブナの樹に囲まれていて、いい自然の感じだった。これがもう少しすれば紅葉する。
さっきから、浴客ばかり眺めているあなた。
これ、どうやって撮ったかだって?
ホームページからだよ。
ゆっくり、体を温めたあと。
乳頭温泉を出発!
盛岡市まで走って、東北道に再びのった。