
さて、西立川にある、つっかさんの部屋では、立川廃人同盟の集会が、夜な夜な行われておりましたとさ。
つっかさんは、当時高価だったパソコンを持っていて、それを使って、楽曲を作曲したりしていたし。
Kさんは、大量のビデオテープに、アニメを録画して、それに埋もれるようにして、生活していたし。
おいらにとって立川廃人同盟とは、「異文化との遭遇」
おいらが今まで知らなかったことばかり、ここで教えてもらったのでした。
たとえば、つっかさんと曲を作ったりしたことで、店長から学んだ音楽理論を深めて、身に着けることができたのは、大きな収穫。
さらに、つっかさんは、審美眼に優れていて、「これは良い」「これは今一つ」なんていうのを、ズバッと言える人だったから、おいらにとっては、本当に指針になったっす。
あとは、当時のおいらが知らなかった、ゲームの世界(笑)
ファミコンくらいしか、ちゃんとやったことなかったおいらに、当時の最新鋭マシン、セガ・サターン(笑)のゲーム、「サクラ大戦」を教えてくれたのも、つっかさん。
あれは、面白かったなあ、女の子が喜ぶことをしたら、
チンチロリン!
と効果音が鳴って、女の子の好感度が上がります。
女の子に好かれていればいるほど、戦闘のときに有利、なんてシステム、斬新すぎるざますっ(笑)
おいらと嫁さんの間でも流行って、おいらが嫁さんの喜ぶことをしたときに、嫁さんが、
「チンチロリン!」
と言うのが、新婚時代の思い出の一つです(爆笑)
なんと、つっかさんの部屋に何日も泊り込んで、クリアまでするという入れ込みよう(笑)
その後、携帯電話が進化してから、携帯でもダウンロードして、やった記憶があります。
おいらの好みは、すみれさんだったなあ(爆笑)
さらに、立川廃人同盟の集会での楽しみといえば、食事!!
つっかさんはかなりのグルメ(笑)
昔、ケーキ屋さんで働いていたこともあり、甘味も作ったりします。
うちの嫁さんを連れて行ったときには、こんなこともありました。
つっかさん(北海道人)が、うちの嫁さん(北海道人)に向かって、
「昨日、うちの実家から、2はい、送ってきたんだよ~」
「へー、すごいですね、解凍してあります?」
「自然解凍してあるから、いつでもいけるよ、食べる?」
「うんうん!」
全く何のことかわからず、2はい、って数える単位のものって??
とあれこれ想像していたら、Kさんが、
「2はいあれば、4人で食べるなら十分だね。」
と言うので、かなりの大きさのものだと推測できる。
そしてつっかさんが、てきぱきと準備を進めるんだけど、それは各人に小さな皿が渡されたことだけ。
真ん中には、「これ、ガラ入れね」と言われて、でかいボウルがどかん。
箸も、ナイフもフォークもない・・・
どうやって食べるものなの??
すると、流しから出てきたのは・・・

これ(爆笑)
うわああああ、なんか、怖いよぉ!(汗)
どうやら北海道人は、毛ガニを1ぱい・2はい、って数えるらしい。
つっかさんが、さも当然のように、
「じゃあ、つぁんと嫁さんで1ぱい、俺とKちゃんで1ぱい食べることにしよう。どうぞ」
いや、あの、どうぞって言われても、こんな生き物、食ったことないし(汗)
すると、うちの嫁さんが、にこやかに
「いただきまーす!」
と言って、いきなり、毛ガニの足を、素手で、
バキッ!!
と折り取って、さらにその毛ガニの足を、歯で、
ベキッ!!
と割って、中の白い肉をほじくりだして、おいらに、「はい」って・・・
この女、原始人かよ(冷や汗)
しかし、それを見ても、つっかさんもKさんも驚かず、彼らも同じように手と歯で、バキッ、ベシッ!
「へえ、やっぱり、カニバサミ使わないんだ、うちも使わないんだよね~。」
「そうなんですよ~。慣れちゃえば、道具いらないですよね」と微笑む、嫁。
「やっぱり、カニの中では毛ガニが最高峰だね、松葉ガニとか、タラバガニとかは、大味でいけない。」
「そうですよね、毛ガニの味は、繊細なところがいいですよね。」
ぜんぜん、繊細な食い方してないんですけど、この人たち(笑)
道具は一切使わず、毛ガニの体を知り尽くして、歯を立てて、ヒビを入れて、そこからバキッ!
肉の一つも残さないように、毛ガニのハサミ(堅い)さえも、歯で、バキッ!!
これ、ガチだわ(爆笑)
そして、北海道人のあまりの凄まじさに驚くおいらをしり目に、彼らは、毛ガニの胴体を、バカッと開けて、中のミソに、白い肉をつけて食べ始める始末。
うわああああああ!グロテスク!!
なんて思っているのはおいらだけで、彼らにとっては、まるで日常茶飯事・・・
百年の恋もさめるかのような、毛ガニの食いっぷりに、北海道人のすごさを垣間見たのでした~。
つっかさんをはじめとする、立川廃人同盟の人たちは、「他人の目にどう映るか」ということよりも「良いものは良い」「うまいものはうまい」「自分にとって面白いものは、これっ」という根っこの部分があまりにもしっかりしていて、そこをゆるがせにしないことで、人間的な魅力が生まれるんだな、ということを、おいらに気づかせてくれたのです。
そのおかげで、おいらは、ブルーズなんていう、あまりにもマイナーな音楽を、他人の目を気にしないで、ひたすら追求することができるようになっていったのだと、思うのですわ。
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