さて、VROOOMが上京してきたはいいけど、何の楽器を担当するのかさえ、決めてない・・・(笑)
というのが前回のところでしたな。
いやあ、これがねえ、VROOOMがこれしか楽器ができない、とかなら、話は早いのよ・・・
例えば、
ベースだけは弾けるぜっ
だったら、ベース!!(はい・決まり・笑)
ドラムだけならできるぜっ
ほいたら、ドラムよろしくっ(終了!)
ギターなら店長にも負けないぜっ
それなら、ギター3人でやるぜっ(これはこれで面白い)
なんだけど、VROOOMはとにかく器用なもんで、ベースもドラムもギターもそれなりにできる・・・(笑)
一番困るやつだろ・・・(笑)
で、おいらとVROOOMによる話し合いで、候補に挙がったのは、
第一案
当時VROOOMが持っていた、オベーションのベースで参加。
第二案
当時VROOOMが持っていた、ZO-3ベースで参加。
第三案
持ち運びできる、ドラムセットを購入して参加。
第一案の、オベーションのベースは良い音がしていて、しかもVROOOMがフレットを外して(!)そこにパテを塗り込み、フレットレスベースにしていて、これまたいい感じ!!
なんだけど、当時は持ち運びができるベースアンプなんてなかなか無くて、路上だと、ほとんど音が聞こえない・・・
よって、残念ながら、却下・・・
第二案は、当時持ち運びができる、ちっちゃな、アンプ付ギターのZO-3(ぞうさん)というのが流行っていて、それのベース版。
なんだけど、これもねえ、路上では悲しいほどのパワー不足・・・
よって、残念ながら、却下・・・
で、第三案の、ドラムセット購入になるわけですな~。
これはねえ、当時の路上ライブ事情からいうと、かなり画期的(爆笑)
当時は、だれもドラムを使おうなんて考えてなかったもん!!
で、VROOOMを連れて、渋谷の楽器店に行き、スネアとハイハットを購入!!
当時は、カホン、なんていう楽器は存在していたのかもしれないけど、ほとんど知られてないし・・・
VROOOMはストレイ・キャッツが好きだったので、立ってドラムを叩くのは、抵抗がない。
かっこいいよねえ、ストレイキャッツ!!
一番右の人、スネアとハイハットだけだし、立って叩いているでしょ?
このスタイルは、斬新だよねえ~。
ただねえ、必要最小限のスネアとハイハットだけにしても、
持ち運びは、地獄・・・
スネアのスタンドと、ハイハットのスタンド、二つもいるから、とにかく重い!!
スネア自体もかさばるし、現在の「VROOOMカホンセット」よりも相当重かったと思う。
ただ、当時は、今より、やっている曲がロック寄りだったので、サウンド的にはとても合っていて、店長もご満悦!!
そして、ドラムセットを持ち運んで演奏するなんて、ほとんどいなかったので、人目をひきまくり!!
おいらたちは、かなり楽しい路上ライブ生活ができるようになったのです!!
以下、次号!!