荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

甲子園歴史館

2016年09月13日 | 散文
広島カープが優勝しました。
今年は全然詰まらないので消滅記事をリメイクします。

突然ですが、阪神タイガースのファンです。
子供達にはタイガースに因んだ名前を付けました。
20年位前に甲子園球場の大改装が行われ、阪神球団は資金集めの為に、球場の外周に敷くレンガに「あなたの名前を刻みますキャンペーン」を実施して、「先着3千名だか5千名様」を募集しました。
東京在住でありながら、大枚「2万円だか3万円成り」を支払いました。
さすが大阪商人です。数十億円の改装費用のうち、ファンの心をくすぐって、約1億円を調達しました。
「1度はレンガを見ておこうよ」と言うことで、車で出掛けました。

30年くらい前に、6年間住んだ球場の近くの家を引っ越しました(唯一の日本一になった年です)。
その後訪れた事が無いので、濃い緑色に塗られた分厚そうなコンクリートに蔦が絡み付いている古い球場しか記憶にありません。
随分綺麗になったものです。何だか違う球場みたい。

外野スタンド裏で家族の名前入りレンガを確認した後、甲子園歴史館に入ります。
ここで行われる、高校野球、プロ野球や甲子園ボウルの歴史資料を展示しているらしいです。


タイガース草創期のメンバーが迎えてくれます。

これから暫くはタイガースの展示が続きます。
名選手、記憶に残る選手のユニフォームが並んでいます。

涙のザトペック投法、村山実です。
泣きながら投げたプロ野球投手を他に知りません。
大卒唯一の200勝投手(先日カープの黒田が達成しました)であり、生涯防御率が2.09の大投手です。
つまり、味方が2点取ったらもう殆ど負けません。
それでも巨人には大きく負け越しました。
打てないチームでした。

引退したばかりの彼にサインしてもらったボールは、家宝にして実家に保存しています。

球界の一匹狼、剛球左腕江夏豊です。
延長11回のノーヒットノーランを自らのサヨナラホームランで決着をつけ、「野球は一人でもできる」は狼ならではの発言でした。


天才ホームランバッター田淵幸一です。
彼が入団した時、「村山が居て、江夏が居て、田淵が入った。何度でも優勝できる」と思いましたが、結局1度も優勝して呉れませんでした。

打てないチームで一人奮戦した彼のホームランは美しく遠くまで飛びましたが、華やかさの裏に物悲しさが漂うアーチだったように思います。

時代は下がって、2年連続三冠王のバースです。
守備範囲は手を伸ばして倒れた半径2m40cmだったが、グラブの使い方はプロらしい柔らかさでした。


4番サード、ミスタータイガース掛布雅之です。
田淵が阪神で取れなかったホームラン王になりました。
打点王にもなりました。
本来はアベレージヒッターでしたが、チーム事情でバッティングを変えました。

「阪神の4番で引退する」の言葉は、男の死に様です。

「バース、掛布、岡田」の破壊力で21年振りに優勝して呉れました。
その勢いで、ついでに、当時の常勝広岡西武を粉砕して日本一にもなって呉れました。
更に、岡田彰布は監督としても優勝して呉れました。

タイガースと相思相愛の半生です。
また監督に復帰して呉れると思っています。

お調子者と言われた新庄剛は、大リーグの野球殿堂にバットが保存されています。
初めてワールドシリーズでホームランを打ったアジア人として・・・。

「ジーパンが似合わなくなるから筋トレはしない」の発言は阪神でこそ許され、愛されます。

このチームの歴代の24番が好きですが、この遠井吾朗が一番好き!
ナイターが終わった後朝まで呑んで、草野球をしてナイターに現れます。
ファールフライは追い掛けず、苦手な左ピッチャーが出て来るとさっさとベンチに退いた奴です。
それでも1,500本近くのヒットを打ちました。
こんなプロはもう現れない。

桧山が引退を発表しました。その後24番を付けた横山は「天然」と聞いています。
彼のプロ野球人生が楽しみです。

そして花形満です。
江夏が居て、田淵が居て、彼が入団しても、阪神は優勝できませんでした。
巨人にはONと星飛雄馬が居ました。
初々しい入団当時の顔です。


甲子園は高校野球の殿堂でもあります。


この頃のPL学園は強かった・・・。
もうPL野球部はありません。


清原のこのブースは撤去されたそうです。
バカなことをして・・・。


松坂大輔は決勝戦でノーヒットノーランをやってのけました。
「怪物」でした。

清原と、2体だけ設けられたブースです。

ダルビッシュと済美高校の死闘を思い出します。
決着は、9回裏ツーアウトランナー無しからの、逆転サヨナラ3ランホームランでした。
そのバットの主は阪神に入団し活躍を期待されたのですが、・・・厳しい世界です。


マー君と祐ちゃんの投げ合いに、野球を知らないオバちゃんまでもが興奮しました。


高校野球を語る時には外せない、学園のマドンナ、浅倉南。

「タッちゃん頑張れ!」

甲子園歴史館からバックスクリーン裏に出る事ができます。
こんな所にテラス席があるのを知ってた?

バックネットがあんなに遠い・・・。
ここまで球を飛ばすホームランバッターに改めて敬意を表します。


コメント (2)
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クローバー橋から

2016年09月13日 | 散文
横十間川の南端、小名木川との合流点にクローバー橋があります。
四葉のクローバーのように四方から橋が伸びて、中央に集中してまた分かれます。
橋の色はクローバー色でないけど、すみれ色がきれいで特徴的な橋です。

ここまま進むと扇橋閘門に行きます。

橋の下で休憩します。


スカイツリーは第一展望台から上が雲に隠れて見えません。

カヌーは水遊びなので、少々の雨は気にしません。

橋の下から周辺の景色を見廻します。




ここはハゼ釣りの名所でもあります。


一つの橋は江東区スポーツ会館に向かいます。


その西側に橋があって、そこに小さな滝があります。


その水の落差を利用して、マイクロ水力発電が行われています。
「水彩都市江東」の事業のひとつです。


どれだけの電力が得られるのかは分かりません。


小さな滝の前から見るクローバー橋です。


さて、帰りますか・・・。
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