荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

同潤会 上野下アパート

2016年09月16日 | 散文
消失記事のリメイクです。

台東区役所近くに上野下アパートがあります。
ずっと前、ママチャリで走っている時に雰囲気のある建物だったので、写真に撮った記憶がありました(平成24年の撮影です)。


ここが同潤会最後のアパートらしいと言う事を、解体されるとの新聞記事を読んでから知りました。
同潤会というのは、関東大震災後に住宅を供給すべく発足した組織で、当時としては画期的な、鉄筋コンクリート製の建築物に電気、都市ガス、水道、水洗トイレを完備し、その敷地内に浴場や食堂や洗濯室や理髪店や、とにかく生活に必要なものを全部備えた団地のハシリみたいなものらしい。
そして、このアパートは昭和4年に建てられたものです。


早速見に行きました。
やっぱり解体工事中です。


写真を撮って帰って前の写真と比べてみると、あら不思議!
ほぼ同じアングルから撮っています。
まあ、同じ人間の感性だから自ずとそうなってしまうのかも知れません。


建築計画によると、再び共同住宅と店舗が建つらしいです。
今度は地上14階地下1階になって、平成27年8月に完成する予定です。
よくある普通のマンションになるのでしょうか?


表通りに面した理髪店にも転居の張り紙がありました。

また帰って来るとの事です。

また見に行きました。
粛々と解体工事が進んでいます。

モノが無くなるのはやっぱり寂しいですね。

部屋の構造が分るのがちょっとグロテスクですが、随分分厚いコンクリート造りである事が分かります。
ホントに、昭和初期にちゃんとした思想に基づいて建てられたアパートだったのですね。


また、近くに来たので寄ってみました。
建物が殆ど解体されていました。
解体された壁からは鉄筋が多く使われているのが分ります。


記録的な猛暑の東京の昼下がり、ミネラルウォーターを飲みながら、またまた上野に来ました。
すっかり取り壊されて、向こうに初めて見る空間があります。

あっけらかんとしたサッパリ感があって、何故か寂しくありませんでした。

・・・平成27年初秋、立派なマンションが完成しました。

こうして街が変わって行きました。


コメント (4)
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9月場所が盛況

2016年09月16日 | 散文
9月場所が初日から波乱です。

現在、横綱期待の稀勢の里がいきなり2敗し、両横綱も負けています。

切符は売り切れの盛況です。


カド番の豪栄道が好調で、相撲内容も良い5連勝です。
下馬評通りです。


さて、前評判に上がらなかった隠岐の海が横綱・大関に対しての4連勝で昨日も勝ちました。
5連勝です!


数年前、NHK大相撲解説者の北の富士氏が「体はいいんだけど、稽古しないんだよ」と言っていました。
隠岐の海は氏の孫弟子です。


昨日氏は「ひょっとするとひょとする?、いやまだやめておこう」と言っていました。
稽古するようになったのですかね。
三役が見えています。

稀勢の里には、「横綱になって下さい」とばかりに上位陣が負けています。
彼は、、、期待したら必ず負けます。
暫く応援しないようにします。





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