江戸からずっと上り坂の旧中山道も板橋宿を過ぎて仲宿まで来ると下り坂がきつくなります。
この下り坂は自転車のブレーキを掛けないと通行人に危険が及ぶ程の勾配です。
仲宿の終わりは石神井川です。川は低地を流れるので、川に向かって下り勾配がある訳です。
ここに「板橋」があります。
橋の下には石神井川が流れています。
板橋を越えると「本町商店街」が始まります。流石は旧中山道、街道脇は昔から旅人目当ての商店が次々と並んでいた形態が残っています。当然、川を越えたので今度は急な上り勾配になります。
街道には商店だけでなく、旅の安全を願う祠もありました。その多くは現在も大切に祀られています。ここにはちょっと変わった「縁切榎」なる祠があります・・・
さて、ここで時間を戻します。「縁切榎」に来る前に、「板橋宿」の街道脇にある「いたばし観光センター」へ行きました。
板橋の観光資源と言えば、「近藤勇」と「縁切榎」です。今日は縁切榎を勉強しました。後で無理矢理近藤勇の話も聞かされたけど・・・、 で、説明板です。質問しなくても、展示物の前に立つだけで地域ボランティアが飛んできて説明してくれます。
読んでいるのにしゃべるのでよく頭に入りません。写真に撮ります。
在りし日の「縁切榎」の絵です。現在の祠の向かい側にあったのですね。
そしてこれが初代の縁切榎です。火事で焼けた木の皮が残っています。縁を切りたい相手にこの木の皮を煎じて飲ませると、相手との縁が切れると昔から言われていたそうです。
こんな予習をして「縁切榎」を訪れたのでした。
この話、続きます。