久しぶりに矢切の渡しにやって来ました。看板標識の後ろの木が倒れて枝を落とされています。夏には渡し船に並ぶ乗客に日影と涼を提供してきた木です。
草木がなぎ倒されています。台風19号の影響がまだ残っているのです。
注意書きが秋の陽射しに照らされています。周りの木々が無くなって、いっそうの日当たりです。以前はもっと看板があったのに、流されたのでしょうか?
渡しの桟橋で客が待っています。
着桟をいつもの場所から待ちます。桟橋が短くなって傾斜が急になっています。
やって来ました。
いつもよりずいぶんと時間を掛けて着桟しました。どうしたんだろう?
乗客を積み替えます。
下船が終了した時点で船頭が乗客予定者に声を張ります。「台風で対岸の桟橋が流されて、松戸に上陸できません。グルリと廻って、江戸川を往復して帰って来るので良ければ乗って下さい」
対岸を見やると、なるほど桟橋がありません。これは被害甚大ですね。再建までしばらく掛かるでしょうね。
待っていた客は全員乗りました。要は「矢切で渡し船に乗った」事が重要なんですよね。船頭が桟橋の棒を掴んでいます。何をしているのだろう?皆船頭を見ています。
棒を引っ張って、押してを繰り返して、舟を出発させています。
離桟すると初めて櫓で漕ぎ出します。秋の陽射しの下を出発です。
あそこまで水に浸かったと説明する声が聞こえます。
桟橋を離れます。いつものようにこのタイミングで場所を移動して撮ります。
矢切の渡しを出る舟です。
いつものように、また場所を替えて見送ります。
一見いつもと同じ光景ですがいつもと違って長閑さを感じない、台風の影響が残った渡し舟です。