荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

千代の富士死す

2016年08月01日 | 散文
千代の富士の訃報が入りました。
数年前から体調不調が言われていたので「やっぱり」と思いましたが、まだ61歳の早すぎる死です。

今朝の九重部屋前です。
大勢の報道陣が集まっています。


弔問者(体格から、元相撲取りと思う)に報道陣が群がります。


私が初めて訪れた10数年前の九重部屋の玄関です。

師匠として大関千代大海を育てました。
時々「なんでも鑑定団」に出て、本物のお宝を幾つか披露してもいました。
軽妙なユーモアを使える、頭の良い人でした。

今年の正月久し振りに訪問したら、千代の富士の銅像が建っていて驚いたものです。


富岡八幡宮に「横綱力士碑」と「超五十連勝力士碑」があります。


小さな体ながら「ウルフ」と呼ばれた闘争心で31回の優勝を遂げ、角界で初めて国民栄誉賞を受けました。

名前を汚した跡のように見えます・・・。

昭和最後の場所になった九州場所で53連勝を記録しました。
輝かしい人生です。

惜しむらくは、「八百長疑惑」がついて回った事です。
地位も名誉も財産も手に入れた人生でしたが、私のように不名誉な記憶を持っている者も居ます。
神事であり国技を司る身は、疑惑すら持たれてはいけません。
勿論、アスリートだとか政治家だからとかでなく、全ての「人」として。

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