荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

今年最後の足立市場祭り/2019年

2019年11月12日 | 散文

 

もう年末を連想させるタイトルですが、2ヶ月に1回、奇数月に開催される祭りなのでこのタイトルになります。でも、もう年末ですよね。一の酉の市も終わったし・・・  足立市場にはいくつものマグロの店があります。日本人のマグロ好きを反映しています。どの店にも行列ができています。

 

その中で、私が買うのはいつもここです。つづら折りの列の更にその外側を十重二十重に取り巻く人々の行列です・・・ ちょっと言い過ぎました、11列に折れ曲がった列を2重半の列が取り巻いています。

 

最後尾に並びます。

 

 

退屈なので、並びながら周辺を見ます。

 

やっぱりマグロを買う人が多いです。

 

 

 

行列は遅々として進みません。

 

店舗の舞台裏も見ます。

 

 

 

ターレも走ります。

 

家内を列に残して見て廻ります。売り切った鮮魚の箱が積み上がります。

 

場内を歩きます。

 

マグロの解体を見ます。

 

行列が廻りまわって、偶然この解体中のマグロを買う順番になりました。

 

 

 

1時間半並んでの買い物が、たった2パックのマグロでした。こだわりのマグロです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かどやの槍かけだんご

2019年11月11日 | 散文

 

面白い看板がありました。

 

「かどや」は屋号だと思います。角に在るもの・・・ 「槍かけ」は「遣りかけ」の洒落でしょうか? それとも「槍掛け」とか「槍架け」でしょうか? 

 

ここは旧日光街道の商店街です。従って後者の可能性が大です。

 

大名行列のお供の槍持ちがここで休憩して、団子を買ったときに槍を立て掛けたとか軒下に架けたとか・・・

店の人に由来をいてみたいのですが、やっぱり団子を買わないで訊くわけにはいかないでしょうね。厚かまし過ぎますよね。・・・甘いものが苦手なんです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千住宿場町通りのシャッター絵

2019年11月11日 | 散文

 

千住宿場町通り商店街に「横山家住宅」があります。その隣に艶やかなシャッター絵がありました。

 

東を見ると、こんな風に商店が疎らな商店街の終点近くです。

 

改めてシャッター絵を観ます。「男体山」です。この絵が商店街の一番端のシャッター絵です。

 

以前からシャッター絵が気になっていたので、今日はそれを観賞しようと思いつきました。商店街の中心地へ向かいながら観賞します。 ベネッセ英語塾の入り口です。

 

「石橋」の記載があります。これって、日光街道の浮世絵ですね。先の「男体山」といい、日光街道の名所絵です。 どうしてこの家が「石橋」を選んだのだろう? などと考えながら進みます。

 

これは「栗橋」です。

 

この和菓子屋は「幸手」です。出身地の絵を選んだのだろうか?

 

この店は「杉戸」です。楽しいです。

 

振り返ると、杉戸と幸手と栗橋です。こうして観ると美しいシャッター絵ですが、これは定休日のシャッターを下ろした店でしか観る事ができません。

 

「徳二郎」の風景です。牡丹も描かれています。営業中の店は観る事ができません。従って沢山ある店舗全部がこのようなシャッター絵を描いているかは不明です。

 

これが今日観た最後のシャッター絵です。前回報告した猫のアートの隣です。これから先はシャッターを下ろしていない営業中の店舗ばかりです。

ひょっとしたら今日観た絵は、廃業した店がシャッターを下ろしたままなのかも知れません。そうだったら寂しい・・・

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大橋眼科医院

2019年11月10日 | 散文

 

ビルの間で西日に照らされたクラシックな建物が存在感を放っています。商店街の中なのでいやがおうでも目立ちます。

 

近づきます。

 

見上げます。好いです。

 

入り口周りが好いです。

 

窓の雰囲気も好いです。

 

 

門から玄関までの街灯も風情があります。

 

西日に浮かびます。

 

看板周りを見ます。

 

 

好いですねえ。

 

前面道路は北千住駅に続く昭和通り商店街です。一つ先の信号の左右は旧日光街道です。

 

西側へ行くと国道4号線に繋がります。現日光街道です。

こんな場所に在ります。ちょっと好いでしょ。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕方の荒汐部屋

2019年11月10日 | 散文

 

下町の小さな相撲部屋として時々TVで紹介されます。

 

でも、ここは「日本橋浜町」なんです。相撲部屋は確かに下町に多くありますが、ここは両国から都心へ隅田川を越えた所にあります。

 

部屋の奥は浜町公園です。住環境も良いのです。

 

関取は、幕内に若隆影、十両に蒼国来と若元春の3人が居ます。関取が一人も居ない部屋が多い中、中身が濃い部屋なのです。

 

窓にブラインドが下ろされています。

 

見上げてもマワシが干されていません。

九州へ行っています。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

九州へ行ってしまった相撲部屋

2019年11月09日 | 散文

 

いよいよ九州場所が始まります。博多では初冬の風物詩何でしょうね。東京では「神無月」みたいな、いつも居る相撲取りが居なくなります。

錣山部屋が小春日和の西日に照らされています。普段も味気ない玄関前ですが、今日はなんにもありません。

 

この個性的な玄関前のデザインを私は好きです。力士に美しい四股を踏ませる部屋です。玄関も四股も親方の美意識の表れだと思います。小結阿炎に期待しています。

 

いつもシャッターが下りている尾車部屋ですが、今日は一層静寂な玄関前です。

 

シャッター奥には部屋の看板が1/3照らされています。

 

豪風の引退相撲のポスターもあります。彼は既に押尾川親方を襲名して、部屋付き親方として活動中です。

 

車庫が空っぽです。九州へ行っているのでしょうか?相撲っぷりが好きだった嘉風も引退して中村親方になってしまったので、関取は友風と矢後だけになりました。

 

2軒隣りは高田川部屋です。ひと気がありません。

 

留守を良いことに、こんな近くで撮りました。

 

西日が部屋を照らします。関取は竜電と輝です。

 

大嶽部屋も静かな佇まいです。

 

どこの部屋も普段より綺麗です。掃除して九州へ行く習わしでもあるのでしょうか?

 

玄関前から見る中央の白いビルは元北の湖部屋です。大嶽部屋は元大鵬部屋なので、この通りは「横綱通り」と名付けられています。そろそろ横綱が出ないと、通りの名が変わってしまいかねません。

 

すぐ近くの深川稲荷神社です。

 

ここには大横綱大鵬の名前があります。今場所東幕下七枚目の、大鵬の孫「納屋」が大嶽部屋にいます。

彼が出世して、先ず父の四股名「貴闘力」か部屋名に因んだ「嶽闘力」を名乗って、やがて横綱になって「大鵬」を継承して、「横綱通り」を残して欲しいです。そんな夢を見ています。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酉の市/2019年ー2

2019年11月09日 | 散文

 

熊手の店を廻ります。賑わっています。

 

熊手のお買い上げです。

 

店ごとの熊手に特徴があります。

 

お買い上げの度に商売繁盛を願って一本締めます。東京の一本締めは「いよ~、チャチャチャン、チャチャチャン、チャチャチャンチャン」です。

 

ここでも、お客と一緒に一本締めます。

 

尚も見物します。

 

 

このデカイのは、サンリオのお買い上げ熊手です。キティーちゃんはサンリオの持ち込みで作成するんですかね?

 

最後はいつもこの店です。各店の場所はずっと変わりません。いつもの場所に、いつもあります。会社勤めの時にここで20年以上お買い上げしていました。時には得意先を供なって来ました。お買い上げの後は向島の料亭で芸者接待が恒例でした。去年から親父さんは居ません。店頭の若いのに聞いたら、「脚が悪くて出られないけど、弁は相変わらず達者で、いつも叱られています」とのことです。

元気とのことで今年も安心しました。これが私のこの祭りでのルーティンです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酉の市/2019年ー1

2019年11月08日 | 散文

 

もう酉の市の季節です。

 

もう今日は立冬ですものね。

 

この市は東京の冬の風物詩です。今年は2回の市です。そのせいか人出が昨年より多いように思います。「令和初」の酉の市というのもあると思います。

 

お祓いを受けて鳥居を潜ります。

 

酉の市発祥の神社と言われている「鷲神社」です。


熊手を買って帰る人の脇を大行列です。

 

いつもの店に飾られたいつもの石原一族のお買い上げ熊手を見ながらゆっくりと行列が進みます。

 

拝殿前の混雑です。

 

 

提灯が相変わらず凄いです。夜になって灯りが点ったら綺麗です。

 

熊手だけでなくお守りも売れています。

 

善男善女のお参りです。

 

この後熊手の屋台を廻ります。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

貴乃花が居なくなっていた。

2019年11月08日 | 散文

 

ちょっと訪問をご無沙汰していたので通ってみたら、貴乃花部屋がヘンです。看板がありません。玄関ドアと窓の内側に張られていた「貴乃花」の浴衣地もありません。

 

ここにも浴衣地が張られていたいたんです。何もありません。

 

よく「跡形もない」と言いますが、クッキリと看板の跡形はあるんです。

 

駐車場にもなんにもありません。見事なもんです。夜逃げの跡みたいに、消えてしまいました。

相撲ファンだけでなく日本中と寂れた下町をあれだけ大騒ぎさせた貴乃花って、何だったのかねえ・・・

 

歴史を振り返って・・・

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「下町ロケット」の土手の秋風景/2019年

2019年11月07日 | 散文

 

いい加減に「下町ロケット」から離れないと誰も知らなくなってしまいますが、この名前で初めてしまったのでこのまま行きます。 土手から下町の家並みを眺めます。遠くにスカイツリーが見えます。これは、住宅地が低いことの裏返しです。

 

振り向くと視界が開けて江戸川です。

 

土手の景色です。秋の空です。

 

いつもの、河川敷に下りる階段です。

 

目を上げると爽やかな風景が広がります。対岸は千葉県の空です。

 

 

草原と川が開けます。

 

深呼吸します。

冷涼な空気が肺に流れ込みます。秋の空気です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金町浄水場が危機だったんです。

2019年11月07日 | 散文

 

江戸川土手から見る二つの給水塔です。遊び疲れて帰りにいつも見る景色です。

 

長閑な風景で柴又の名所の一つです。東京らしくない風景でもあります。ここから汲み上げた水を東京都の東部地区の住民が飲んでいます。

 

先の台風19号の大雨で、この給水塔の中ほどまで水没しました。

 

塔の周辺にはまだ台風被害の痕跡が残っていますが、幸いなことに東京中心部と東部は浸水被害がありませんでした。

 

土手の反対側を見ます。金町浄水場です。給水塔で汲み上げた江戸川の水を浄化して水道で供給する施設です。ご覧のとおり土手下にあります。

 

東京は内陸まで土地が低い地域が多く、この界隈も昔は水害があった場所です。

 

東京都民の多くの水道水を供給する設備なので、大きな工場の佇まいです。

 

大きな貯水池です。これらの設備全てが土手下にあります。

 

実は、先の台風19号でこの施設が浸水する恐れがあったと事後に知らされました。水没して電気が止まると、水道水の生産と供給が止まるのです。あの時、自分の周辺は安全だとニュースを見ていた都民は、自分の知らないところで水道が停止する危機と隣り合わせだったのです。

注意力と知識と想像力を幅広く持っていないと、無防備なまま被害者になってしまうという教訓を得た次第です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三つの「とらや」

2019年11月06日 | 散文

 

 赤坂の坂の途中に「とらや」があります。羊羹の老舗店に秋の気配が漂います。

 

屋根にも商標があります。この店は2~3年前に改装しました。 レトロモダンの造りです。何度か、以前の店舗の写真を撮ろうかと思ったけど、甘いものがが苦手という理由だけで撮っていません。理由がくだらないことも相まって今後悔しています。

 

店の前は青山通りでその向こうは赤坂御用邸です。東京でも上等の立地です。

 

そういえば、他にも有名な「とらや」があったよね?

 

・・・こちら柴又帝釈天参道の「とらや」です。

 

柴又名物草団子の老舗です。赤坂の「羊羹」と「団子」と、嗜好が似ていて私は購買意欲が湧きません。でも、大変賑わっています。

 

この店がシリーズ当初の舞台でした。何故変更になったのか? こんなまことしやかな話を聞いた事があります。

 

映画の舞台になったのを機に、店名を「とらや」に変更したのを監督が怒って撮影先から外した。

 

その後の撮影の「とらや」はここです。5話以降映画の舞台になった店です。

 赤坂御用邸前から帝釈天の参道へ、こんなオチでした。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風通過後の給水塔

2019年11月06日 | 散文

 

円屋根と三角屋根が並ぶお馴染みの江戸川河川敷の風景です。

 

平素なら長閑な景色ですが、よく見ると塔の中ほどに線があります。あそこまで水に浸かったのでしょうか?

 

ここからは、塔の中ほどと川の杭に流木が引っ掛かっているのが見えます。私の住居の周辺は取り立てて異常無かったのですが、こんな所で未だに影響が残っていたとは・・・ けっこう大きな災害だったことを改めて実感しました。

 

三角屋根へ向かいます。

 

碧い空の下、静かな水面に映える三角屋根の給水塔です。

 

流木が打ち上げられています。

 

給水塔にも流木が引っ掛かっています。

 

対岸では大掛かりな修復工事中です。

 

振り返ります。長閑で美しい風景です。

 

倒木脇で釣り人が糸を垂れます。

 

もう一度振り返ります。流木と給水塔の風景です。

少しずつ日常が戻りつつある江戸川です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風19号の影響が残っていた矢切の渡し

2019年11月05日 | 散文

 

久しぶりに矢切の渡しにやって来ました。看板標識の後ろの木が倒れて枝を落とされています。夏には渡し船に並ぶ乗客に日影と涼を提供してきた木です。

 

草木がなぎ倒されています。台風19号の影響がまだ残っているのです。

 

注意書きが秋の陽射しに照らされています。周りの木々が無くなって、いっそうの日当たりです。以前はもっと看板があったのに、流されたのでしょうか?

 

渡しの桟橋で客が待っています。

 

着桟をいつもの場所から待ちます。桟橋が短くなって傾斜が急になっています。


やって来ました。

 

いつもよりずいぶんと時間を掛けて着桟しました。どうしたんだろう?

 

乗客を積み替えます。

 

下船が終了した時点で船頭が乗客予定者に声を張ります。「台風で対岸の桟橋が流されて、松戸に上陸できません。グルリと廻って、江戸川を往復して帰って来るので良ければ乗って下さい」

 

対岸を見やると、なるほど桟橋がありません。これは被害甚大ですね。再建までしばらく掛かるでしょうね。

 

待っていた客は全員乗りました。要は「矢切で渡し船に乗った」事が重要なんですよね。船頭が桟橋の棒を掴んでいます。何をしているのだろう?皆船頭を見ています。

 

棒を引っ張って、押してを繰り返して、舟を出発させています。

 

離桟すると初めて櫓で漕ぎ出します。秋の陽射しの下を出発です。

 

あそこまで水に浸かったと説明する声が聞こえます。

 

桟橋を離れます。いつものようにこのタイミングで場所を移動して撮ります。

 

矢切の渡しを出る舟です。

 

いつものように、また場所を替えて見送ります。

一見いつもと同じ光景ですがいつもと違って長閑さを感じない、台風の影響が残った渡し舟です。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「縁切榎」の話ー2

2019年11月05日 | 散文

 

改めて、「縁切榎」の祠前です。この前は何度も通りますが、今日は事前に「いたばし観光センター」で勉強したので訪問します。

 

改めて説明板を読みます。

 

皇女和宮が避けて通ったという大きな榎は祠の向かいの、この場所にありました。今はクリーニング店です。

 

四ツ辻なのでよく目立ったでしょうね。

 

参拝します。

 

小さな境内に木のレリーフがあります。おそらく、初代縁切榎の一部だと思います。これでは皮が無いので煎じられませんが、参拝者は撫でてお願いをしているようです。

 

ご利益があるとみえて、私が居た間お参りが絶えませんでした。

 

参拝者は全て女性でした。彼女は長くお願いをしいてました。

 

隙をついて本殿の写真を撮りました。私は当面縁を切る対象が無いので(そりゃあ探せば病気とか、一つや二つはありますが)、お願いはしません。

 

相変わらず奉納された絵馬が多いです。今回もチラ見しました。多くは裏向けて奉納されていますが・・・、 前回は「ストーカーと縁を切りたい」などと命に関わりそうな願いがありました。今回は「職場を異動したい」、「上司と縁を切りたい」などがありました。願い事だけでなく、お礼の絵馬もありました。「おかげさまであの夫婦(実名)と縁が切れました」等です。皮を煎じなくてもご利益があるようです。だから沢山の人が訪れるのでしょうね。

こんな話でした。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする