写真1 塩ビパイプで水をひき、竹筒の前部に注ぐ。前部はしだいに重くなる。
写真2 前部に溜まる水の重みで、竹筒は下方へ傾き、水はこぼれ出る。
写真3 竹筒は反動して元(写真1)に戻る。その際、茶色の竹筒にあたり音が出る。
写真4 添水の設置場は、両側から山がせまり、逆V字状の小さな谷の「種入り」
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今日、日本の農村、山村、漁村は、イノシシ、猿、鹿、ハクビシン、アライグマ、カラス、雀などの害、すなわち鳥獣害に苦しめられている。
その対策に昔から使われているのが、案山子、鳴子、添水(そうず)、石垣、柵などの装置。
写真の添水は、上川口小学校が「種入り」の学校水田の横に設えた。この「種入り」では八王子里山クラブが水稲の不耕起栽培を行なっている。
山が両側から迫る逆V字状の小さな谷を、八王子付近ではイリ(入り)と呼び、一般ではヤト(谷戸)、ヤツ(谷津)と呼ぶ。ちなみに、鹿児島ではサコ(迫)と呼ぶ。
引用・参考文献等:2011年8月12日;イノシシから水稲を守る電気柵 <鳥獣害7>、他
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年9月4日 撮影地:東京都八王子市今熊