写真1 白と淡紅色の頭状の花から下方へ目を移すと、披針形で、茎を抱く矢じり型の葉が見えるアキノウナギツカミ
写真2 長く伸びる淡茶色の茎・枝の先端に白と淡紅色の頭状花がつくアキノウナギツカミ
←ブログランキングに登録しています。よろしければ、左のバナーをクリックしてください。お願いします。
本種アキノウナギツカニは湿地や水辺に群生する1年草。茎は枝分かれして下部は地に伏し、上部は立ち上がり他の植物などにからみつき、長く伸びる。
葉は披針形で、長さ5~10cm。葉の基部は矢じり型で茎を抱く。白と淡い紅色の花が、7~10月に枝の先に頭状に数個つく。花弁はない。茎・枝と葉の中央脈には下方へ向く棘がある。
この棘を使えばウナギをつかめるとの意味から和名がつく。
本種の花のつき方や色はママコノシリヌグイ、ミゾソバ、ツルソバなどに似る。しかし、葉の形と、茎を抱く葉により区別される。
学名:Polygonum sieboldii
参考・引用文献等:『山渓カラー名鑑 日本の野草』539頁、株式会社 山と渓谷社、1983
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年10月10日 撮影地:埼玉県久喜市(旧栗橋町)