

写真1 宅地入口に挿されたミソカッパライのヘイソク
写真2 道路端に挿されたミソカッパライのヘイソク

写真3 ヘイソクを授ける旧小川町総鎮守八宮神社。本殿と破風の中国民俗彫刻

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2013年02月16日、埼玉県比企郡小川町の下小川三区や下里を歩く。
当地は、オオムラサキ放蝶、カタクリ自生地、有機農業などで有名。
歩きの途中、目に入ったのが白いヘイソク(幣束)。
宅地入口、門の脇、道路端などに挿してある(写真1・写真2)。
この場景は既に紹介したアクマッパライ(当ブログ2013年02月02日)と同じ。
オオムラサキ放蝶を主導する下小川三区のS氏宅(当ブログ2012年10月19日紹介。)を訪ね、
奥様に聞く。次のように教えていただく。
八宮神社(はちみやじんじゃ)のヘイソクをいただき、
大晦日に主人が家族を祓い清める。
これを、ミソカッパライと呼ぶ。
そのヘイソクを宅地入口などに挿す。
八宮神社は彫刻で有名、町の文化財に指定されている(写真3)。
なるほど、アクマッパライは埼玉県の東部、ミソカッパライは西部、同じ民俗行事。
八宮神社は旧小川町の総鎮守、1617年(元和03)以前の創建。
本殿3面と破風に中国民俗の彫刻が施されている。
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年02月16日 撮影地:埼玉県比企郡小川町下小川三区