
写真1 夕陽をうけてイワダレソウ(?)に耕土を被せる男性

写真2 畑に置かれたイワダレソウ(?) 耕土を被されたものもある

写真3 イワダレソウ(?)が伸びる歩道と法面

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夕陽は自然堤防砂丘の樹林に隠れなんとす。
夕陽に照らされる畑、蔓状植物、鍬持つ男性(写真1・写真2)。
男性は長い柄の鍬で耕土をかき、蔓状植物にかけている。
私は行き過ごすが、気になり引き返し、なに、なさってんですか。
次のよう。
これかい、庭に生えてるクサ・草、植えてる。
<草> そっ、草。
あそこの道路のこっち側に植えてあるよ、向こう側にも(写真3)。見に行ったらどうだい。
<行きます> クサ・雑草生やすより善いと思ってる。
<来年耕すんですか> いや、このまま、作らない。
<作らない> そっ、畑のまま。これは、高さ20cmくらいになり、横に伸びるんだ。
ここに(節と節の間に)土をかけると根が出る。
<他の雑草より強いんだ> そっ、クサ・雑草とりの手間がかからないと思う。
なーるほど、畦や道路法面に植えるグラウンドカバープランツ(地被植物)のイワダレソウ(?)を、
畑に植えている。畦畔でなく。
当地は、首都圏、平坦水稲単作地域、総兼業的農村、水田埋立て畑、都市化、宅地への農地転用、
不動産業者が農業委員(かつて)などのキーワードがあてはまる。
畑は作物を育てる場でなく、庭としての位置づけのよう。
自給率向上は道遠し、の感を抱き、夕陽に急かれ次へ歩く。
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2013年10月06日 撮影地:埼玉県久喜市