
写真1 ダイジャサの直会(なおらい)、開宴乾杯

写真2 ダイジャサマは1週間お守りなさったゆえ、少々お疲れのご様子

ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックしてください。
1.変容したダイジャサマ
1930年(昭和05)生まれの男性、20歳代の秋祭り・ダイジャサマを次のように述懐
祭礼・ダイジャサマは10月15日、現在も同じ
神輿を担ぎ、大輪神社境内に露店が出た
現在、神輿担ぎはなく、露店は出ない
隣の集落、西大輪もダイジャサマを造り奉納していた
しかし、1975年頃からの住宅団地造成に伴う混住化、兼業化や脱農などで止めた
現在、東大輪だけがダイジャサマを奉納
2.同じものをいっしょに食べ飲む直会(なおらい)
東大輪はJR宇都宮線を境に上(カミ)と下(シモ)に分かれている
2つの区はダイジャサマをいっしょに造り奉納する
しかし、10月15日の祭礼は分かれて執り行う
祭礼は鷲宮神社神職が来て邪気を祓い、豊作・安全等に感謝し祈願
その後、氏子がいっしょに食べて飲む、いわゆる直会・共飲共食を行う
神職による祓い・感謝・祈願は2つの地区が交替で行う
2012年は上区に神職が来た
2012年の下地区は11時から大輪神社社務所において直会・共飲共食
同じものを食べて飲み、語らい、連帯感・絆を確認し“心”を共有・伝承
各員の前に、赤飯と弁当(ともに専門業者から購入)、酒、ビール、ウーロン茶、ミカンジュース、
リンゴ、ミカン、枝豆、漬物、甘酒とケンチン汁(婦人部員3人が調理)などが並ぶ
曜日に関係なく10月15日ゆえ、参加は勤めに出ない高齢者が多い
会社などに勤める世帯主はわざわざ年休をとらない
引用・参考文献等:弊ブログ2012年10月18日・同年11月13日・2013年10月09日
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2012年10月15日月曜日 撮影地:埼玉県久喜市(旧鷲宮町)東大輪