駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

地球温暖化は?

2013年01月08日 | 自然

    

 地球温暖化防止のためのCO2削減計画は暗礁に乗り上げているようだが、温暖化と言われる割には寒い冬だ。

 患者さん達と異口同音に「寒いねえ」。を連発している。滅多に雪が降らず暖かい当地でさえ、朝外に出た瞬間ぶるぶると身体が振るえてしまう。数分歩くと漸く手足が自分のものになった感じがしてくる。吐く息の白い子供達とすれ違うと、故郷の冬を思い出す。

 CO2蓄積による温暖化は科学的に根拠のある定説と理解しているのだが、いろいろ横槍を入れる人達が居る、科学に100%確実な説はないのだが、陰謀だなどという反論には首を傾げる。陰謀説は疑心から生まれるもので、暗鬼が蠢いて枯れ尾花が数多い悲劇を生んできた。地球温暖化対策はこうした陰謀説に足を掬われないように、科学的に進めて欲しい。

 ところで今年の冬の寒さは単なる年ごとの気候変動範囲に収まるものなのだろうか。二年三年の動きなど、地球規模ではさざ波以下二十年三十年もさざ波だろう。数百年数千年数万年単位の地球気候変動の中では、これから寒冷期に向かうらしい。それに対して人類がしでかしたCO2産生による温室効果がどう影響するのか。是非二番手では困ると言われた大型コンピューターを駆使して試算していただきたい

コメント (2)
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