麻生さんが又上滑りな発言をしている。「さっさと死ぬつもりでも国費で生きさせられては寝覚めが悪い」、早速撤回だそうだが、撤回というのは言い逃れのまじない言葉でしょう。彼に読めるかどうか知らないが綸言汗の如しと申し上げたい。まさに政治家麻生太郎のための言葉だ。
延命治療をどうするかは、誰にも起こる誰もが考えておかなければならない問題だが、とても一言では表現できないし、一律には決められない。麻生さんの言葉は一面の真理を言い当てているようだが、軽率な物言いは、良貨を駆逐して真っ当な対策を挫いてしまう。
ICUと訪問看護ステーションで一カ月ばかり助手をしてみられるといい。一面の真実は一面の真実に過ぎず、大切な細部をなぎ倒す発言の迂闊に気付かれるだろう。
いつものことだが、勿論マスコミの取り上げ方にも問題があると思う。