
シュークリームは銀座ウエストかなあ。美味しいと思うのは食べ慣れて、それに思い出深いというせいもあるかもしれない。四十年くらい前、女房(女房にする前だったかも知れない)と二人、青山のウエストへ入ったことがある。隅の席に十朱幸代と小坂和也と思われる後ろ姿を見かけた(今の人はバス通り裏なんて、知らないだろうなあ)。そこで食べたのがウエストのシュークリームとの出会いだったような気がする。
シュークリームの皮は実は非常に大切で、私はしっとり柔らかく癖のないのが好みだ。微かでも膨張剤の味がしたり、ごわごわしているのは落第。肝腎の中身のクリームは生クリームよりもカスタード(たっぷり)がいい。ミックスクリームも中々の味わいで、この頃はこちらも美味しいと思うようになった。
写真はホテル某のシュークリームで最近のお気に入りだ。お腹が一杯になるほどのボリュームだが、それが嬉しい。