20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

ロシアGP - 決勝

2020-09-28 11:25:29 | F1レース
ソチ・オートドロームを舞台に27日(日)、2020年FIA F1世界選手権第10戦ロシアGP決勝が開催され、メルセデスのボッタスが今季初優勝を遂げた。



最近のグランプリではディフェンディングチャンピオンにしてチャンピオンシップ首位を維持するメルセデスと他チームのギャップが徐々に縮まってきている様子もうかがえるが、ソチのレースを前に実施された予選ではメルセデスを駆るハミルトンが圧巻のパフォーマンスでポールポジションを獲得し、2番手以下に0.5秒以上のリードを築いている。Q2ではタイムシートに名前を刻む前に、フェラーリのベッテルがクラッシュを喫した関係で赤旗中断に見舞われ、残り時間からして危うくQ2敗退の危機に直面したハミルトンだが、ギリギリのタイミングでアタックラップを開始し、その後は危なげない走りを披露した。

フロントローにはレッドブルのフェルスタッペンが食い込み、ボッタスは3番手に甘んじたが、この2人はQ2をミディアムタイヤで切り抜けており、ソフトタイヤでアタックせざるを得なかったハミルトンとは異なるタイヤ戦略で決戦に挑んだ。

予選10番手だったレッドブルのアレックス・アルボンがギアボックス交換を強いられて5グリッド降格処分を受け、スタート位置は15番手に後退。代わってトップ10からスタートしたのは新しいミディアムタイヤを選んだフェラーリのシャルル・ルクレールだ。

全長5.848kmを誇るソチ・オートドロームの一戦は53周で争われ、青空が広がる中、気温は30℃、路面温度41.1℃、湿度46.2%のドライコンディションでスタート時刻を迎えた。

シグナル消灯とともに好発進を決めたのは3番手スタートのボッタスとルノー勢だ。フェルスタッペンをかわして2番手に上がり、フェルスタッペンの後方ではリカルドとオコンがそれぞれポジションを上げてターン1を通過している。各車が順当にスタートしたと思われた矢先、ターン2でフェルスタッペンがコースを飛び出したのに続くようにマクラーレンのサインツもランオフエリアに突っ込み、フェルスタッペンは無事にコース復帰を果たしたものの、サインツは焦りがあったのか戻る直前に左側のウオールにぶつかってしまい、コントロールの効かなくなったマクラーレンマシンがコースに・・・。

黄旗からバーチャルセーフティカーが発令されるも、今度はストロールがスピンを喫してウオールにノーズをぶつけたことでセーフティカー出動の事態に至った。リプレー映像を見ると、スタート直後に6番手に後退した相棒ペレス――4番手スタートだった――を追いかけていたストロールは突然マシンのコントロールを失っており、後続車に追突された可能性が疑われた。

波乱のオープニングラップを終えてマクラーレンのノリス、アルボン、ウィリアムズのラッセルが相次いでピットに向かう。ノリスはアクシデントに見舞われた僚友サインツのデブリを踏んでしまったようで、緊急ピットインによるタイヤ交換を強いられた模様。3人ともハードタイヤに履き替えてラッセル、アルボン、ノリスの順で隊列の後方に並んだ。

5周目の終わりにセーフティカーが解除されて迎えたリスタートでは大きな波乱は見られず、ハミルトンがリードを保ったまま、ボッタス、フェルスタッペン、オコンが4番手、リカルド、ペレス、ガスリー(アルファ・タウリ)、ルクレールに次ぐ9番手の位置には18番手スタートだったハースF1のマグヌッセンがつけ、10番手にクビアト(アルファ・タウリ)が続いていた。

リスタートからほどなくして、ラップリーダーのハミルトンに悪報がもたらされる。スタート前、ピットからダミーグリッドに向かう途中に取り組んだスタート練習が問題視されており、規定で認められた場所以外で実行したとして2つのタイムペナルティが科され、合計10秒のタイムペナルティを受けた。最初のタイヤ交換でピットボックスに停車してから10秒間はクルーの作業が認められないため、相当のタイムロスにつながることが予想された。ペナルティが科されたとの報告を受けて憤慨した様子を見せたハミルトンだが、レース運びは落ち着いており、少しでもリードを広げようとソフトタイヤをプッシュしていく。

一方、ミディアムを履くボッタスはハミルトンから2秒と少し離れた位置につけ、そこから2.5秒前後のギャップで同じタイヤ戦略のフェルスタッペンが控えた。4番手を走るオコンは前との差が6秒以上に広がるも、リカルドとペレスをうまく抑え込んでポジションを守っている。15周目にはペレスがリカルドに対するオーバーテイクを成功させて5番手に浮上、リカルドはタイヤがきつかったのかすぐにピットに向かって1回目のタイヤ交換を済ませた。

ハミルトンがピットに飛び込んだのは17周目に入るタイミング。ペナルティを消化してから履き替えたタイヤはハードコンパウンドだ。ベッテルのすぐ後ろ、11番手の位置で隊列に復帰したハミルトンは上位勢のピットストップが続いた結果、21周目には5番手の位置まで巻き返す。ハミルトンより前にいた4人――ボッタス、フェルスタッペン、ルクレール、クビアト――は第1スティントをミディアムもしくはハードでスタートしており、ハミルトンよりも長めのスティントを走っている。

26周目にハードタイヤに履き替え、1.9秒という素早いピット作業を実行したクルーに見送られたフェルスタッペンはハミルトンの前でコース復帰を果たし、次のラップにはボッタスがピットストップを完了。その時点で2番手にいたルクレールとは31秒以上の差がついていたため、ボッタスはラップリーダーの座を失うことなく第2スティントをスタートさせた。

ルクレールはさらに2周多く走って最初で最後のタイヤ交換を済ませたが、第1スティントにハードを選んだクビアトは30周目を迎えてもステイアウトを続け、後方に接近したハミルトンからプレッシャーを受けていたが、31周目にピットインしてミディアムタイヤに交換、8番手の位置で隊列に戻っている。同じタイミングでベッテルも1回目のピットストップを完了したが、戻った位置は16番手とポイント圏外だった。

最も長く第1スティントを走ったのはアルファロメオ・レーシングのライコネンで、中盤には入賞圏内の9番手までポジションを上げていたが、30周を超える頃にはラップタイムが前後のドライバーより3秒近く遅くなっており、ハードタイヤで35周を走破してようやくタイヤを交換する。最終スティントにはミディアムを履いたが、左フロントタイヤの交換に手間取ってしまい、ベッテルの後方16番手のポジションで隊列復帰している。

上位勢はギャップが大きかったこともあり、オーダーに変化が見られないまま残り15周を迎える。ラップリーダーのボッタスはリードを12秒以上に広げ、2番手のフェルスタッペンと3番手にまで巻き返したハミルトンの間隔も8秒以上、ハミルトンから10秒後方にペレス、さらに11秒離れた場所にリカルドが控えるといった展開だった。

終盤に起きた若干のドラマはターン2のボラードの破損パーツをコースマーシャルが撤収するために発令されたバーチャルセーフティカー。これを受けてガスリーがピットレーンに飛び込むも、バーチャルセーフティカーはすぐさま解除されており、唯一、タイヤ交換に向かったガスリーは9番手からポイント圏外の11番手に後退してしまった。

それでも、温存していたミディアムの新しいタイヤセットを履いたガスリーは、コース上でアルボンをかわして10番手に浮上。アルボンはノリスと激しい攻防戦を繰り広げた末にバックオフしたタイミングでガスリーにオーバーテイクを許している。ガスリーはフレッシュタイヤの利点を生かしてノリスにも襲いかかり、2回目のピットストップ前と同じ9番手の座を取り戻した。ノリスはすでに45周を走ったタイヤに苦しんでおり、ロックアップを喫したスキにアルボンにも追い抜かれてポイント圏外に下がり、直後に2回目のピットストップに臨んでハードからミディアムにタイヤを交換している。

トップチェッカーに向けてペースをコントロールしていたボッタスがファステストラップを狙ったのは51周目。1分37秒030をたたき出してはずみをつけ、最終的には7.7秒のリードを保って優勝を果たした。2位にはフェルスタッペンが入り、ハミルトンがトップに22秒遅れながら3位表彰台に上っている。

4位以下、入賞はペレス、リカルド、ルクレール、オコン、クビアト、ガスリー、アルボンだった。クビアトはオーバーテイクを成功させられなかったが、コンマ数秒差で最後までオコンを追いかけ、ホームレースを8位で終えている。アルボンはレースディレクターの指示を守らなかったとして5秒のタイムペナルティが科されたものの、11位でゴールしたジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)とは十分なギャップがあったため、順位に変動はなかった。

ホンダPU勢は、フェルスタッペンが2位表彰台、
アルボンが10位入賞、クビアトが8位入賞、ガスリー9位入賞と4台全車が入賞、2019年モナコ GP以来です。
次戦のドイツのニュルブルクリンクでも4台入賞して欲しいですね!




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