全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

原告からお礼の言葉いただきました。

2008年06月10日 22時26分59秒 | Weblog
支援していただいた皆さまへ

3月6日付けで、ようやく豊田労働基準監督署から夫の労災認定の決定が出ました。ここまでご支援いただき、本当にありがとうございました。夫が2002年2月に亡くなってから6年以上、2005年7月に労基署相手に提訴してから3年近く、そして、勝訴してから3ヶ月もかかりました。
 特に、最後の3ヶ月は司法の判断を行政に認めさせるのがこれほど大変だとは思いませんでした。厚生労働大臣にまで直訴して、ようやくトヨタ自動車側も巻き込んで、判決を踏まえた残業時間と賃金の再計算に至りました。
 支援の輪が広がったことで、簡単に無視できない状況になったのは間違いありません。皆さまにご協力いただいた署名、傍聴応援、控訴するなのFAX、各方面への要請行動への段取り、他方面への呼び掛けなど、1つ1つが結集して大きな力となり画期的な結果となりました。
 本来ならお一人お一人に直接お礼を言いたいのですが、至らずに書面でのお礼で申し訳ありません。今後どこかで見つけた時には是非声をかけて下さいね。
 この一ヶ月、久しぶりに落ち着いた日々を過ごさせていただいています。これからも過労死家族会に軸足を置いて、いただいた恩を返しながら前向きに親子3人で生きていきたいと思っています。温かく見守っていただければ幸いです。
本当にありがとうございました。
                           2008年5月  内野博子

原告、内野博子さんは夫の過労死を労働災害として、認定させることだけでなく、背景にある問題点を解決するために取り組んできました。トヨタはQC活動、創意工夫提案の見直しを一定始めています。当労働組合に勇気を与えていただき有難う!お疲れ様でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オールトヨタの仲間7号より その6

2008年06月10日 12時01分33秒 | 機関紙
「トヨタ・デンソー過労うつ病裁判」傍聴記     デンソー社員 ToKa

4月25日、名古屋地方裁判所第1103号法廷でデンソーのKさんの裁判を傍聴した。
証人尋問で、原告(Kさん)、被告トヨタ側(上司だったY課長)、被告デンソー側(上司のN課長)の陳述書の内容等に関する質問をそれぞれの弁護人が行い、その後、裁判官も質問しました。
 全般的な印象は、KさんとYさんは質問に丁寧に誠実に答えていた様子だったが、Nさんは隠し立てをしている感じだった。答えたくない処は即座に「記憶にありません」・・・・まるで聞かれたくないことは逃げてごまかそうという感じの汚職の政治家みたいだった。
 過重労働・トヨタの上司からの言葉によるパワハラでうつ病になった原告Kさんに対する反対尋問の時に、被告デンソー側の弁護士から「Kさんは当時家を新築しましたね」という質問が唐突に出てきたが、トヨタの内野さんの裁判でも出てきた『家のローンのための生活残業(本来やらなくても良い残業をして、残業代を稼ごうと言うもの)』に結び付けたかったようだ。
 思わず人格を疑ってしまった。いろんな提出証拠を調べれば、無理と思われるような短納期の突発仕事がいっぱいあったことは分るはずである。一体誰が自分を苦しめて挙句の果てにうつ病になどなるというのか?
 原告のアラ探しにつながる可能性なら何でもよいという感じである。
 次回の証人尋問(5/12)では、問題のトヨタのパワハラ上司、デンソーの上司2名、デンソーの同僚の計4人である。尋問でどんなことが出てくるか、とても楽しみである。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする