全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

トヨタに最後通告

2007年06月05日 22時25分31秒 | Weblog

自動車排気ガスによる公害への企業、国。自治体の責任を明らかにし謝罪を求めるために運動を行ってきた東京大気汚染訴訟も重要局面です。
 それにしても、友人がいっていましたが、この裁判に自動車総連あたりの言及がないのが少し残念です。

以下引用

自動車排ガスによる健康被害の賠償を国や東京都、自動車メーカー7社などに求めた東京大気汚染訴訟で、原告側は5日、被告企業の一つのトヨタ自動車に対し、和解金(賠償)交渉の開始を要望した上で「16日までに応じなければ和解の意思がないとみなす」と伝えた。訴訟は東京高裁の控訴審で年度内の和解に向け協議中だが、難航するメーカー側に対する原告側の事実上の「最後通告」で、トヨタ側の対応が注目される。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070306-00000007-mai-soci


アメリカ新車販売台数

2007年06月02日 11時33分01秒 | Weblog

アメリカ市場での自動車販売台数で、ふたたびトヨタがフォードを抜いて2位になりました。

以下毎日新聞の引用です。

自動車メーカー各社が1日発表した5月の米市場での新車販売台数によると、トヨタ自動車が前年同月比9.7%増の26万9023台と月間ベースで過去最高を記録し、米フォード・モーターを抜いて、米ゼネラル・モーターズ(GM)に次ぐ2位に浮上した。トヨタの2位は1月以来、4カ月ぶり。

 トヨタは低燃費のハイブリッド車「プリウス」が前年同月の2.8倍の2万4009台と過去最高に達した。ハイブリッド車種もある主力セダン「カムリ」も好調だった。米国では5月にガソリン小売価格が史上最高値を更新し、低燃費の日本車に追い風となった。

以上

詳細は以下へ

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070602k0000e020014000c.html

トヨタの生産効率

2007年06月02日 11時26分48秒 | Weblog

こういうところにも、トヨタシステムがもてはやされるのでしょうか。

以下ロイター配信記事より

06年の北米自動車工場の生産効率、トヨタが首位=調査
6月1日10時20分配信 ロイター

 5月31日、調査によると、2006年の北米自動車工場の生産効率、トヨタが首位。写真は同社の渡辺社長。 米調査会社ハーバー・コンサルティングが31日発表した2006年の北米自動車工場の生産性調査によると、トヨタ自動車 <7203> <TM>の生産効率が最も高かった。
 ただ、6大メーカー間の格差は縮小した。労働契約の柔軟化などが効率改善に寄与した。
 前年と比べ効率が上がったのは、米ゼネラル・モーターズ(GM)<GM>、ホンダ <7267> 、ダイムラークライスラー<DCX><DCXGn>の北米部門クライスラーグループ、フォード・モーター<F>。このうちホンダが最も大きく改善した。
 トヨタの自動車生産にかかる平均時間は29.93時間。次いでホンダの31.63時間となった。ホンダは前年比2.7%縮小した。
 米メーカーは前年から生産性が改善したものの、依然トヨタやホンダは下回っている。GMは32.36時間で前年比2.5%縮小。クライスラーは32.90時間で2.4%縮小。フォード・モーター<F>は1.9%縮小したが、35.10時間と最下位だった。
 日産自動車 <7201> は今回の調査に参加していない。



九州工場 ハイブリッド生産

2007年06月02日 11時15分01秒 | Weblog

第2の「デトロイト」福岡県でまたトヨタの工場立地にふみきります。今度はハイブリッド生産です。

以下日刊工業新聞からです。

トヨタ九州、福岡県などと立地協定-来夏からハイブリッド部品生産
6月1日8時31分配信 日刊工業新聞


 【福岡】トヨタ自動車九州(福岡県宮若市、渡辺顯好社長、0949・32・5151)は31日、福岡県、北九州市、福岡県苅田町と立地協定を結んだ。北九州市と苅田町にまたがる工業用地34ヘクタールを取得し工場を建設、08年夏にハイブリッド部品の生産を始める。投資額は約160億円。

 新工場の名称は「小倉工場」で、建屋の規模は検討中という。トヨタ九州は車体生産の宮田工場(福岡県宮若市)、エンジンを生産する苅田工場(福岡県苅田町)に続く九州で3カ所目の生産拠点。宮田工場と苅田工場に分散していたハイブリッド部品の生産を小倉工場に集約、ハイブリッド用トランスアスクルの加工や組み立てを行い、宮田工場に供給する。



ベトナム実習生問題その後

2007年06月01日 05時56分19秒 | Weblog
名古屋ふれあいユニオンのSさんのブログからです。

すごく重要な中身も含まれています。編集部の判断で転載させていただきます。

以下転載

トヨタ系協同組合、「研修生」らの実習先確保を約束
http://imadegawa.exblog.jp/5508709/

―ベトナム当局の対応に疑問の声も―

■柳沢厚労相、「できるだけ当初の実習を」
 トヨタ下請企業のベトナム人「研修生」「実習生」の支援に乗り出した愛労連は、30
日、豊田技術交流事業協同組合の青山学弁護士(元名古屋弁護士会会長)と交渉、この中
で青山弁護士は実習先確保を約束、研修生たちが出国する際に払った保証金についても全
額返還を言明した。

 この交渉には事業協同組合の高橋事務局長も同席し、「現在あらたな受け入れ先をほぼ
確保している」と表明したという。

 また31日の参院厚生労働委員会でもこの問題が取り上げられ、柳沢厚生労働大臣は、
「受け入れ団体の責任で実習が継続できるようあらたな受け入れ先をさがしていると承知
している」、「不正行為を認定を受けたとき、できるだけ当初の実習ができることが望ま
しい」と答弁した。

 事業協同組合側が「研修生」「実習生」らを最低賃金以下で働かせたことに端を発する
「研修」・「実習」打ち切り問題は、世論の大きな後押しを受け、解決に向けて前進をは
じめた。
http://rodo110.cocolog-nifty.com/viet_nam/2007/05/post_2441.html

■愛労連は「悪の組織」、全統一は「マフィア」!?
 今回の件でもっとも不可解な出来事は、「研修」・「実習」先の確保を求めて愛労連に
結集したベトナム人「研修生」「実習生」らに対するベトナム大使館の対応だ。

 ベトナム人「研修生」「実習生」の強制帰国問題が浮上するに及び、ついに日本第二の
労働組合中央組織・全労連の地方組織、愛労連が本腰を入れて本問題に取り組みだした。
 愛労連は瞬く間に40人もの「研修生」「実習生」から委任状を取り付け、最終的には64
名の「研修生」「実習生」を組織した。(豊田技術交流事業協同組合には約100人の「研
修生」「実習生」がいると言われていたが、64名はその過半数に相当する。「やっぱりナ
ショナルセンターが本腰を入れると違うなぁ」と、非常に感心したものだ)。

 ところがこうした動きをつぶしにかかったのが、何と日本に在住するベトナム人の権利
を擁護するべき職務を負うベトナム大使館であったというのである。

「ベトナム大使館豊田入り」の情報をつかんだ愛労連側は当初、事態の政治的解決に結び
つく動きとしてこれに期待を示していた。ところが、豊田入りした「大使館員・ジャン」
氏は「愛労連は悪い組織である。ここに委任したり、加担したものはベトナムの法律で処
罰される」などと「研修生」「実習生」らを脅してまわり、彼女らが愛労連に出した委任
状を取り消す書面にサインを強要したのだという。
http://rodo110.cocolog-nifty.com/viet_nam/2007/05/post_9c79.html

 また、ベトナム側の送り出し機関が30日に「研修生」らに配った文章の中でも、
 「スレッコは研修生に対する処罰をしないことを再確認します。みなさんは安心して事
業協同組合と大使館の労働管理班の指示に従ってください。みなさんの正しい考えと
行動に期待します。浅い考えと一時的な利益のために契約違反しないようにしてくださ
い。」など、
脅しとも取れる内容が書かれている。多額の保証金を背負っている実態を踏まえれ
ば、大使館の労働管理班の指示=「悪の組織」愛労連を抜けろ!―に従わなければ、
処罰が待っているぞ……としか聞こえない内容である。

 そういえば、この問題で、最初に事業協同組合傘下企業における悪質なセクハラ・パワ
ハラ・差別的言動の実態を告発したTMCの「実習生」6人は全労協・全統一労働組合に加
盟しているが、ベトナムに残る彼女らのご家族にも、「お宅の娘さんは『マフィアのよう
な労働組合』に入ってしまった。娘さんの将来のためにも抜けさせてほしい」というよう
な圧力が当局によってかけられていると先日の集会で報告されている。ベトナム政府は日
本の労働組合に対し、何か恨みでもあるのだろうか。

 仮にも労働者のための国家を自称するベトナムが、他国の労働運動を誹謗中傷し、挙句
の果てには不当労働行為そのものに手を染めるとは、全くもって言語道断である。このよ
うな行為は、労働者の側に立とうと志すものにとって、最も恥ずべきものであるはずだ。
フィリピントヨタ問題でも、グローバル資本と現地当局との癒着が指摘されているが、こ
の問題は執政党のイデオロギーの左右を問わないということなのだろうか。

 あまりこういうことは言いたくないが、そもそもベトナム大使館は、彼女たちのために
一体何をしたというのか。TMCの6人の「実習生」たちが、会社経営者に寮に無断で侵入
され、布団の中にまでもぐりこんでこられたとき、そしてその息子に「チクビちゃん」な
るあだ名を付けられ、性器や肛門の隠語を言わせて面白がるといった低劣極まりないセク
ハラ行為を受けているとき、そして彼女らがそれに抗議するや「即刻ベトナムに帰れ」と
罵倒され、本国には多額の「保証金」を人質としてとられながらも勇気を持ってその実態
を告発したとき、ベトナム大使館は一体何をやったというのか。

 愛労連はブログの中で、次のように書いている。

 《いま、事業協同組合と愛労連で、研修生の不安を解消するための話し合いと努力が行
われているときに、これをぶち壊しにするものです。またこれが事実であれば重大な国際
問題になりかねません。日本国内ではこのような脅迫、不法は許されません。ましてや政
府関係者が行ったとなれば大問題です。愛労連や今回アピールを呼びかけたみなさんはベ
トナム戦争の時も、その後の水害や枯葉剤の問題でも献身的に運動を行ってきた人たちば
かりです。「コーヒー一杯」、「バケツ一杯の水を」と何十万の人たちにベトナム支援カ
ンパをよびかけてきた友人です。これを「悪の組織」と言ったなど、信じがたい気持ちで
一杯です。》

 「大使館員・ジャン」氏が愛労連を誹謗中傷し、日本において脅迫をもって労働運動
の切り崩しを図っていたまさにその29日、ベトナムの政権党・ベトナム共産党の国会議員
が、愛労連の上部団体・全労連とも関係の深い日本共産党を訪問、「アジアと世界の平和
のための協力を進めるという二十一世紀の新しい両党関係の意義を確認」したという。

「自主独立の野党外交」、大いに結構である。しかし、「自主独立」を言う以上、いかに
友好党といえども言うべきことは言うべきであろう。

 ベトナム人「研修生」らのために立ち上がった愛労連が、当のベトナム当局から「悪の
組織」呼ばわりされたのだ。僕はこうした、ベトナム当局による日本労働運動に対する誹
謗中傷、脅迫を用いた脱退強要というれっきとした不当労働行為に断固抗議する。

 ベトナム大使館は直ちに厳正な調査を行ない、関係者に対する処分を行なうべきだ。そ
して、労働組合への参加が労働者の当然の権利であること、それは決して処罰や処分の対
象にはなりえないのだということを改めて確認してほしい。

以上