アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ススキ - 愛知県安城市 台地にて

2017-11-12 22:23:02 | みんなの花図鑑

私の住んでいるところは 洪積台地の端にあります。
台地を降りると そこは矢作川の氾濫原(沖積平野)で、
オギがよく見られます。
いっぽう かつて 安城が原と呼ばれていた 洪積台地のほうには
ススキがよく見られます。

かつての 安城が原 は 明治用水が出来てから
日本のデンマークと呼ばれる農業先進地帯へと変貌しましたが、
それまでは 一面の「ススキ野原」でした。

オギとススキは 遠目にはとてもよく似ていますが、
まず生育場所がちがいます。オギは 水を好みますが、
ススキは どちらかというと 乾いた場所が好きそうです。
あと、オギの毛は ススキの毛より長いです。
ススキの毛は短いけれど 小穂(イネのもみ殻のような部分)から
ノギ(禾、芒)と呼ばれる 一本の長い毛が伸びています。
ススキに ノギ あり、
 オギに ノギ なし ! です。

あと、ススキ は 株になって繁ってますね。
オギのほうは 地下茎から 順々に 茎が伸びてきます。



オオイヌホオズキ - 愛知県安城市

2017-11-12 18:12:41 | みんなの花図鑑

花を見れば、ナス科と分かります。
オオイヌホオズキの花弁は 深く切れ込んで星形をしています。

よく似たのに、アメリカイヌホオズキがあり、
果実で区別します。
一点から放射状に実が出ているのがアメリカイヌホオズキ。
この写真を見ると、ほとんど一点だけど・・・

他の果実を見ると、やや離れたところから
果実をぶら下げているので、アメリカでなく
オオイヌホオズキ と判定。

花と果実の図。