アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ソバ - 愛知県安城市

2018-10-03 09:47:38 | みんなの花図鑑
村の有志(暇あり人?)で やっている蕎麦畑の ソバの花を紹介します。
先だっては 岡崎市側の畑のソバを投稿しましたので、
きょうは 2週間遅れで種まきした 安城市側の ソバ畑の花です。
(注)私たちの町は 愛知県岡崎市と安城市の境にあります。
 街そのものは岡崎市に属しているのですが、
 買い物も病院も みな安城市です。近いので。

ソバの花は 8本の雄しべと 1本の雌しべをもってます。
雄しべは よく目立つ赤い葯(花粉の入った袋)を頭にもっています。
(雌しべのほうは、この写真ではよく分かりません。)

そう言う意味では、ソバの花は ふつうの両性花(雌雄同花)なのですが、
同じ両性花でも 雄しべと雌しべの位置関係のちがう 2つのタイプがあります。



この写真の 中央(左側)の花をみると、
花の中心から、赤い葯をつけた雄しべの
半分くらいの高さまで伸びて先端が3つに分かれた柱があります。
これが 雌しべです。
雌しべが 雄しべより 短い、これがまずひとつめのタイプです。



これも 雌しべが 雄しべより 短いタイプです。
雌しべは短いので、水滴の中に 水中花みたいに漂っています。
雌しべの白い柱を花柱といい、
先端の3つに分かれている部分を 柱頭といいます。
第1の タイプは 雌しべ(の花柱)が 「雄しべより短い」ので
「短花柱花」タイプと呼んでいます。



この花では、反対に、水滴の中に 短めの雄しべが入り、
水滴の上には 雌しべ(の柱頭)が 顔を出しています。
雌しべ(の花柱)が 「雄しべより長い」ので「長花柱花」といいます。


なお、いずれのタイプにも 中心に黄色い蜜腺があり、
ここから 匂いを放っています。
人間には あまりよい匂いとは言えない臭いです。



両タイプの比率は1対1であり、一つの株では全ての花がどちらかのタイプに統一されています。
ソバは自家不和合性の上、長花柱花同士、短花柱花同士の受粉でも結実できません。
そのため、送粉昆虫の助けが必要になり結実率も1~2割程度と低いということです。



全景です。
種まき後 ちょうど4週間目の そば畑 です。
ただし、翌日の台風24号で なぎ倒される前の 風景です (T△T)


カッシア - 愛知県安城市

2018-10-03 08:07:35 | みんなの花図鑑

先日 別のカッシアで調べたときは
 ・長く伸びた 2本と 短めの 1本が 雄しべ
 ・緑色の長く伸びた 1本が 雌しべ
 ・中央の 4本が 雄しべ
 ・同じく中央の 花粉のない 3本が 仮雄しべ
とありました。


マメ(ジャケツイバラ)科カッシア(センナ)/カワラケツメイ属。
※ジャケツイバラ科はマメ科の近縁で、植物分類体系により異なる/分類によってマメ科ジャケツイバラ亜科



アメリカ南部~ブラジル、アルゼンチン原産。
別名 アンデスの乙女。



この木は 樹高2mくらい。
伸びても 3mくらいまで。


もう少しすると、インゲン豆みたいな豆が生ります(^^)
カッシア(アンデスの乙女) - 愛知県安城市 庭