アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

セイバンモロコシ - 矢作川(愛知・岡崎)

2018-10-06 10:29:25 | みんなの花図鑑

河川敷の イネ科の植物、こんどは モロコシ属の セイバンモロコシ。
一枚目は、果実です。(いかにも 穀物 っという感じです。)


で、その花は というと、こんな感じ。↓

まず、目につくのは バナナの房みたいなの。
おしべ です。
よくみると、プラスチックのブラシみたいなのも 小穂から出ています。
これが めしべ。


えっ、写真が小さくて よく分からん (◞‸◟)

では、これではどうでしょう。(クリックすると 拡大します)
バナナの房のような おしべ ですが、非常に細い糸で ぶら下がっています。
ちょっとの風でも 吹き流しのように振れます。
イネ科の雄しべは このようなのが多いです。



もう一枚、おしべ が分かるものを。
バナナの房みたいな黄色かった おしべ も、花粉を放出して 褐色になっています。
よく見ると、バナナの房の先に 2つの穴があるのが分かります。
風に吹かれて ここから花粉を飛ばしたんでしょうね(^^



もういっぽうの めしべ はというと、
やはり こんなブラシ状です。



いまは 赤紫色ですが、出始めは 白っぽいのだと思います(←未確認)。




おしべ と めしべ 両方が写っている図です。
両方とも 赤紫色をしているので、おしべは花粉を放出し、
めしべ も受粉を終えている状態なのでは? と思います。



これも おしべとめしべ 両方が写っていますが、
おしべの ほうは 黄色く、葯の先に穴が開いていません。
なのに、めしべが 赤紫色になっています。
どうも、おしべ期 と めしべ期 が あいまいなようです。



ヨシ - 矢作川(愛知・岡崎)

2018-10-06 10:12:09 | みんなの花図鑑

矢作川河川敷の ヨシ です。
河川敷でも 一番河川に近いところに 生えてます。



ところで、ヨシ と アシ は どうちがうの?

同じです。
アシ というと、「悪し」に通じ縁起が悪いという人が、言い換えて「良し」としたのです(´v_v`)
wikiには、人名や地名を縁起の良い漢字2文字に置き換える好字化は8世紀、律令制の進行とともに各地に浸透した、とありますが・・・



今でも アシ のほうが通りがいいこともあります。
最たる例が パスカル「パンセ」の有名な
  「人間は 考える葦である」
の一節。
この「葦」は ヨシ とは読まないですよね。アシ と読んでますよね。

さて、上の写真、白い小さなブラシ状のものが アシの 雌しべ です。



この写真には 雌しべ以外に 八の字や Xの字の形をしたものが写っています。
これが 雄しべです。



この穂の状態では、ほとんど雄しべしか 目につきませんね。
一般に、雄しべ期 が先行し、雌しべ期で終わるスケジュールが組まれているようです(^^







ススキ - 矢作川(愛知・岡崎)

2018-10-06 08:23:21 | みんなの花図鑑

矢作川堤防の ススキ です。



まず、ほどよく枯れた ススキの穂。
ススキは 乾燥した場所を好みます。
よく似た オギは 湿った場所が好きです。



銀毛がまぶしい。
ススキの穂には 芒(のぎ)と呼ばれる 穂の先の長い毛 があります。
銀毛はそれほど長くありません。



これは まだ若い穂を拡大して見たものです。



銀毛が くるりと小穂を取り囲んでいます。



ススキの花の おしべとめしべ です(^^)