アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

コナギ - 愛知県安城市UC

2018-10-04 16:37:03 | みんなの花図鑑

水田雑草、その2 は コナギ(小水葱)。
直前の イボクサ と同じ場所、稲田の畦寄りに生えていた。



コナギは ミズアオイ科の花で、どこの水田でも咲くわけでなく、除草剤をまかない水田や休耕田に限られ、小さな可愛い花である。(野の花散歩)



私は 初めて出会ったが、稲作の渡来と共に帰化し、古くから知られた花とのこと。(野の花散歩)



アップで写したから、タマスダレみたいな大きな花を想像されるかもしれないが、
実際は 右隣の イボクサ より 一回り大きい程度の 小さく可愛い花です。


イボクサ - 愛知県安城市UC

2018-10-04 16:21:45 | みんなの花図鑑
水田雑草を2つほど 投稿します。

ひとつめは イボクサ。
イボクサは ツユクサの仲間。
果実は垂れ下がってつく。
果実の先端に花柱が残る。


花期は8〜10月。

「やや多肉質で晩秋まで枯れないため、水田内に繁茂するとその重みでイネを倒伏させたり、作業機械をスリップさせるなどの雑草害をもたらす。」(稲の病害虫と雑草)
とあるが・・・



私がこれまでに出会ったイボクサは ひっそりと生えている程度の花だった。
雄しべ3個と仮雄しべ3個がある。



花糸の基部に白毛がある。
こういうところは、トキワツユクサやムラサキツユクサと同じだ。



花糸が短い3個は仮雄しべ。


去年の イボクサ(別地点)

ハマスゲ - 愛知県安城市OZ

2018-10-04 00:43:16 | みんなの花図鑑

昨年は 図鑑まで買って カヤツリグサ科のこと、調べたけど...
ダメだね、難しくて、もうあきらめちゃった。



ハマスゲは カヤツリグサ科。 属も スゲ属ではなくカヤツリグサ属。



枝先に小穂を3~8個、穂状につける。小穂の長さは 1~4㎝。
小穂は 10~40個の 小花から出来ている。



白くカールしているのは 雌しべの柱頭部分。
柱頭は 3つに分かれている。



白い雌しべの柱頭と一緒に、茶色の糸くずのようなものが見える。
これは 花粉を出し切った雄しべが 枯れて 茶褐色になったものだという。