アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

オヤブ〇〇〇 - 愛知県緑化センター

2019-06-06 22:02:36 | みんなの花図鑑

オヤブ〇〇〇 は ヤブ〇〇〇 と同じく、セリ科の植物です。
オヤブ〇〇〇 の果実が熟すころに、ヤブ〇〇〇が花を咲かせます。




こんなきれいな花を咲かせるのに、ヤブ〇〇〇 とか オヤブ〇〇〇 とか、ひどい名前を付けたものです。




別名を探したんですが、よく使われるのがなく。。。





オヤブジラミ・ヤブジラミ(雄藪虱・藪虱)もその名でひどく誤解を受けている植物と思う。共に藪や野道に生え、その実が衣類などにくっつくのをシラミにたとえた名である。いかにも汚らしさを連想させ近寄り難い。この花を愛でる人はまず少ないであろう・・ (野路に一輪「名は体を・・オヤブジラミとヤブジラミ」)




「この花の造形美は素晴らしい・・、僅か数ミリの小さな、とても小さな花なのに・・」(同上)





「花が開いていく様は素晴らしい。命名者はこの花をつぶさに見たのだろうか・・、「ノジノサクラソウ」とでも呼びたい・・」(同上)




果実は長さ4.5~6(6~8)㎜の長楕円形、白色の伏した短毛があり、先だけがカギ状に曲がった刺が紅紫色を帯び、熟すと黒色になる。(三河 野草)




ヤブジラミの学名は、Torilis japonica
オヤブジラミの学名は Torilis scabra



ワルナスビ - 愛知県緑化センター

2019-06-06 17:08:28 | みんなの花図鑑

ヤブサンザシの畑に、こんな雑草が。。。管理されている畑なのに、生かされているということは、何か 理由があってのことか?




バナナみたいなのが おしべの葯(花粉の入った袋)。葯の先端に穴が開き、そこから花粉が放出されるのだそうです。(孔開葯といい、ナス属に共通だそうです)





どうです、(下の葉っぱのウラの枝についている)この鋭い 棘!




ワルナスビ
「この良くも悪くも印象的な和名を付けたのは、日本の植物学の父とも称される 牧野富太郎 博士。」
(アニヲタWiki(仮) 「ワルナスビ」)




「そんな彼がこの植物を見つけたのは明治39年、千葉のとある牧場での事。偶然発見したこの植物を庭に植えた所、後述のとんでもない能力や繁殖力であっという間に増えに増えて、手に負えない事態にまで発展してしまった。植物界の権威である彼をして「花も実も全く役に立たない」「植物界の ヤクザ 」とまで称されたこの植物、そのまま「悪い茄子」⇒「 ワルナスビ 」という和名を与えられるまでに至ったと言う。」(同上)
何の畑か判らないほど、┓ワルナスビ ┳ 大繁殖!