アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

キササゲ - 於大公園(東浦町)

2019-06-26 18:18:27 | みんなの花図鑑
<初夏の木の実>特集(その8)

最後は、木の実というか、木の花と豆です。
背が高いので、すべて コンデジの望遠側で撮りました。





キササゲ は ササゲみたいな豆が生るので マメ科かとおもったら、ノウゼンカズラ科の落葉高木 でした。




中国原産とされるが日本各地の河川敷など、湿った場所に野生化した帰化植物。(wiki)





花期は6-7月。淡い黄色の内側に紫色の斑点がある花を咲かせる。(同上)





果実は細長いさく果でササゲ(大角豆)に似るのでキササゲ(木大角豆)と呼ばれる。(同上)




コブシ(果実)‐ 於大公園(東浦町)

2019-06-26 18:07:26 | みんなの花図鑑
<初夏の木の実>特集(その7)

緑の若葉と同じ色をしているので 気づきにくいですが、コブシの実です。





いまさらですが、以下:
「果実は集合果であり、にぎりこぶし状のデコボコがある。この果実の形状がコブシの名前の由来である。」(wiki )





果実は5-10cmで、袋果が結合してできており、所々に瘤が隆起した長楕円形の形状を成している。(同上)




8月ごろから 赤くなりだすようです。

コブシ - 安城総合運動公園




クリ(果実)‐ 於大公園(東浦町)

2019-06-26 17:50:56 | みんなの花図鑑
<初夏の木の実>特集(その6)

最初、葉の形状からしてクヌギだと思いました。
で、クヌギ の 若い果実を画像検索して確認したのですが、毬(いが)がもう少し幅広く黄緑のイソギンチャクみたいな画像ばかり登場します。




そして、こちらの画像では、果実の横に必ず 雄花が一緒に登場しますが、クヌギの若い果実の画像には 雄花が写ってきません。それで、クリのほうではないかと思いました。





クヌギではないのでは? と思った理由は、樹皮にもあります。樹高2mくらいの若い木なんですが、それでも クヌギなら もっと割れ目があるのではないかと思ったのです。
で、栗の樹皮を調べると 「クリの樹皮は、若いときは青味をわずかに帯びた灰色であり、平滑ですべすべしている。」(植物雑学事典「クリ」)





「クヌギの葉はクリに似るがトゲが白い」(庭木図鑑 植木ペディア > クヌギ)





「クヌギ」の語源は、一説には、クリに似ている木『栗似木』が転訛したものとあるくらい、クリとクヌギは似てるんだ。




マユミ(果実) - 於大公園(東浦町)

2019-06-26 10:56:55 | みんなの花図鑑
<初夏の木の実>特集(その5)

マユミはあちこちにありますが、これは 自生の竹林をバックに 植わっている株。





すごい数の実の付きようです。




市販のマユミは雌木しか出回っていないが、雌木1本で果実がなる。(wiki )





果実は枝にぶら下がるようにしてつき、小さく角ばった四裂の姿。秋の果実の色は品種により白、薄紅、濃紅と異なるが、どれも熟すと果皮が4つに割れ、鮮烈な赤い種子が4つ現れる。(同上)





材質が強い上によくしなる為、古来より弓の材料として知られ、名前の由来になった。(同上)




ハクウンボク - 於大公園(東浦町)

2019-06-26 10:45:12 | みんなの花図鑑
<初夏の木の実>特集(その4)

ハクウンボクは エゴノキ科エゴノキ属。果実も エゴノキに似ています。
(コンデジで撮影)





葉は ハクウンボクのほうがずっと大きいです。
(一眼レフで撮影)




果柄(花柄)はエゴノキの方が3~4倍長い。
(コンデジで撮影)





ブドウのように房状に連なる球形の実は、9月頃に熟す。
(一眼で撮影)




ハクウンボクもエゴノキも自然の中より、街中や公園などの方が目にすることが多いようです。
(コンデジで撮影)



ミズキ - 於大公園(東浦町)

2019-06-26 10:27:52 | みんなの花図鑑
<青い木の実/初夏の木の実>の特集(その3)

初夏の木の実、植わっていた順番に紹介していきます。




前回のウワミズザクラのとなりに 植わっていたのが、この ミズキ。





ミズキ(水木)の花 は 5月から6月のはじめにかけて咲く。このときは 注目される。




その後、このような核果ができ、8月ごろには 黒紫色に熟すそうです。




仲間の クマノミズキと比べて、一斉に熟すそうなので、そのころには また目立つ木になるのかな?!




ウワミズザクラ(果実)‐ 於大公園(東浦町)

2019-06-26 10:10:33 | みんなの花図鑑
<青い木の実/初夏の木の実>の特集、その2

第2回は ウワミズザクラ です。本邦 初公開?! です。
ウワミズザクラ(上溝桜)であって ウワズミザクラ(上澄み桜?) じゃないんですよ、ね (私も みん花時代に 知りましたクチ ですけど(´∀`))





(↑これのみ コンデジで撮影)
実物の花を見たことなかった(いえ、見たことはあるけど、認識してなかった ;;)ので、こんな実がなるとは思いもしませんでした。





先が尖ってます。この点も ふつうの桜の実(サクランボ)とはちがいます。
でも、サクラと同じく バラ科なんです。




ウワミズザクラの別名は あんにんご(杏仁子)。

ウワミズザクラの花が終わって実になったものをホワイトリカーに漬けこんで 独特の風味のある「杏仁子酒」ができます。杏仁のような香りがして疲労回復、食欲増進に効果があるとのことです。(魚沼の里山「あんにんご(杏仁子)の塩漬け」)




木肌を見て、サクラの仲間と 納得です。



ラクウショウ - 於大公園(東浦町)

2019-06-26 09:46:25 | みんなの花図鑑
これからしばらく <青い木の実/初夏の木の実>の特集をやります。

第1回は 於大公園のラクウショウ(落羽松)。
気根で有名なラクウショウですが、果実も面白い形をしています。





高いところに生っているので、コンデジでズームして撮ってます。(私は一眼レフは標準マクロだけなのです (´・ω・))




ラクウショウは ヒノキ科(またはスギ科)ヌマスギ属。ラクウショウの別名は ヌマスギ です。
於大公園でも池の近くに 高い木が植わってます。(この写真の、いちばん実付きのよい木は ちょっと池から離れたところにありますけど)





球果のアップ。この表面の模様が何を意味するのか? 知りたいです ('_')
ブロック別模様の先端には 棘があるようです。(コンデジでも けっこう写るんですね、ハイ!)




よく似た メタセコイア(別名 ヌマスギモドキ)との区別は、ラクウショウは細かな葉が、細い枝から互い違いに生える「互生」だが、メタセコイアは一箇所から対になって生える「対生」である(樹木図鑑)


秋の紅葉や 呼吸根が見たい方は こちらをどうぞ ↓
ラクウショウ - 於大公園(愛知・東浦)


ナギ - 和志取神社(安城市)

2019-06-26 09:09:17 | みんなの花図鑑

これから少しばかり 若い木の実を、初夏の木の実を取り上げようと思う。
で、そのまえに 花も実もない 葉だけの木を取り上げておきます。




その名を「ナギ」といい、漢字では「梛」と書きます。
京都の石清水八幡宮でみたナギ が 素晴らしかったので、そのときの ブログURLを検索しようとして 検索ボックスに「ナギ」と入れたら、「ヤナギ」がいっぱいヒットします (T△T)
こういうの困りますね。
「ナギ ただしヤナギを除く」とか 「ナギで始まるワード」とかで検索できるといいのだけど。
その点 ハッシュタグを使えば「#ナギ」と「#ヤナギ」はふるい分け出来るので、その点では便利なんですね~見直しました。^^




この葉の特徴ですが、wiki にこうあります:
葉脈が縦方向のみにあるため、縦方向に引っ張っても容易に切れないことから、葉や実が夫婦円満や縁結びのお守りとしても使われている。(wiki「ナギ」)





雌雄異株。
5月頃開花し丸く青白色の実をつけ、10月頃黒く熟す。(wiki )





海南島や台湾、日本の本州南岸、四国九州、南西諸島などの温暖地方に分布する。しかし、紀伊半島や伊豆半島に生育する個体は古い時代に持ち込まれたものが逸出したものが起源と考えられる(史前帰化植物)。少なくとも春日大社のものは1,000年以上前に植栽されたとされている。(wiki)

高さは20mくらいあり、木肌はこんな模様をしています。特徴的ですね。