アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

中国サネカズラ 'コッキネア' - 安城デンパーク

2019-06-27 22:50:27 | みんなの花図鑑
#デンパーク #中国

「中国」ではじまる名前の木の最後は つる性植物 サネカズラ の中国版です。





名前は分かったが、記事をちょっと書こうとして 「中国サネカズラ 'コッキネア'」でググっても 記事がヒットしない。




唯一 ヒットしたのが ぺこりん♪さんの投稿画像で、いわく
「 Kadsura aff. cocoinea マツブサ科 aff.はaffinity(=類縁)の略 【追記】 cocoinea=緋色の ネットで調べても出てこないので、ハッキリしません。 そもそもデンパークのページにも出てこない…」




サネカズラみたいな実がなることを楽しみに待ちましょう (´v_v`)




中国ナツツバキ‛夜明け前’-安城デンパーク

2019-06-27 22:39:55 | みんなの花図鑑
#デンパーク #中国

これは 名前が分からず、デンパークさんに問い合わせていたものですが、本日 名前が返ってきました。




名前が分かったので、「中国ナツツバキ‘夜明け前’」でググると、なんと デンパークのホームページ「花の見どころ」に ちゃんと記事がありました (T△T)
いわく 「中国ナツツバキが咲き始めました。日本のナツツバキとは違い、薄いピンク色のカップ状の花を咲かせます。」




でも、そこの写真と 私が撮った写真と ずいぶん趣が違いますねぇ




私は 写真を撮ってるとき、ハシバミの仲間かと思って撮っていました。




リキュウバイにも似て、昨年の果実が このように いっぱい残ってました。そちらのほうが 気になり、まさか ツバキの仲間とは 思いもしませんでした。




中国オオバナマユミ - 安城デンパーク

2019-06-27 22:28:42 | みんなの花図鑑
#デンパーク #中国

中国オオバナマユミは ごちゃごちゃした果実の写真なので、投稿を控えていたのですが、本日、デンパークさんより分からない名前の植物を教えてもらい、その2つが 「中国~」で始まってたので、これは面白い!ということで、3部作特集としました(´∀`)




青い実はやはり 地味だ。通常のマユミと同じく、秋の果実と紅葉を楽しむもののようだ。

以下、オオバナマユミの果実の投稿コメントより:
鳥平さんのブログ記事によると
「中国原産で、中国名は、大花衛矛、和名は、仮称で、中国大花マユミとのことである。」




つづき
「ニシキギ科ニシキギ属チュウゴクオオバナマユミ Euonymus grndiflorus」




東山植物園の 中国産植物 見本園・薬草園 には オオバナコマユミ という良く似たのがあるらしいですね






スズカケノキ - 安城デンパーク

2019-06-27 21:44:27 | みんなの花図鑑
6月19日 初稿
6月27日 改訂版

いわゆる プラタナスの木の仲間であることは、木肌を見て分かるのですが、葉の切れ込みが よく見るプラタナスの葉と違います。切れ込みがすごく深いのです。




それ以前に、ことばを整理しておきます。
 プラタナス = スズカケノキ
ではないのです (T△T)
私たちが街路樹等で通常プラタナスと呼んでいるのは、正しくはモミジバスズカケノキのこと。
で、モミジバスズカケノキは アメリカスズカケノキと スズカケノキの交配種なのです。




3種類のスズカケノキが登場しましたが、この3種を いま葉の形に着目して 切れ込みの深い順に 並べると
 スズカケノキ
 モミジバスズカケノキ(いわゆるプラタナスと呼んでる木)
 アメリカスズカケノキ
の順になるのです。
葉と枝による樹木検索図鑑





ところが写真の葉の切れ込みは 上記3種のうちでもっとも切れ込みの深い スズカケノキ よりも大きいのです。

それで、この木は何でしょう ということで、この木なんの木掲示板 にお伺いしてみました。
最初にご回答くださった方のご意見は、
スズカケノキ
モミジバスズカケノキ
アメリカスズカケノキ
のうちの、スズカケノキ(学名:Platanus orientalis )です、
というものでしたが、デンパークのこの木は スズカケノキの葉よりも もっと切れ込みが深いのでは? と食い下がったところ、別の方が
Platanus orientalis 'Digitata'という スズカケノキの品種があることを教えてくださいました。

東山植物園の植物を紹介している方のホームページ(↓)
 http://i5051.com/sub10amerika5.html
を見ると分かるのですが、'Digitata' は 葉の切れ込みがそっくりです。




実は、それ以前に、デンパークさんに問い合わせをしていて、その答えが本日、ようやく返ってきました。
答えは、予想通り
スズカケノキの「Digitata」(ディギタータ)という品種
でした。\(^o^)/


ルドベキア・マキシマ - 安城デンパーク

2019-06-27 16:50:28 | みんなの花図鑑

ルドベキア・マキシマ (Rudbeckia maxima)。
ルドベキア(オオハンゴンソウ属)のなかで たぶん一番背が高い。




「花茎が1.5m以上にもなる」(花の横にあった解説板より)
「高さは1.5~2.7メートルになります。」(weblio植物図鑑「ルドベキア・マキシマ」)





夏、茎頂に黄色い頭花を咲かせます。(同上)




頭花の直径は7.5 cmほどになり、舌状花は下垂します。(同上)





ふたたび、横の解説より:
夏の間、黄色い花が咲き続けます。花後も黒く残った花芯部がオーナメントのように残り、グラスウォークのアクセンになります。




ヒメジョオン - 安城デンパーク

2019-06-27 16:24:23 | みんなの花図鑑

デンパーク園内のヒメジョオンです。毎日毎日、大勢の作業員さんが手入れをしているので、雑草のヒメジョオンと種類が違うのか知れないですが(雑草なら抜くでしょう)。。。





ヒメジョオン(姫女菀、学名: Erigeron annuus)は、キク科ムカシヨモギ属の植物。(wiki)





中央の黄色い部分は、管状花といい、周辺の花びらのようなものは、舌状花という。(wiki)





花の時期は初夏から秋にかけての5-8月である (同上)
よく似た ハルジオンの花期は 4-5月でした。




午前中、花弁はやや反り返り気味に開花しているが、夕方になると次第に水平から上向きになり、夜間には閉じてしまう。夜行性の昆虫などは相手にしていないようである。(植物雑学事典)




斑入ザクロ - 安城デンパーク

2019-06-27 16:05:23 | みんなの花図鑑

「斑入ザクロ」より 「斑入りザクロ」のほうが良いと思うが、樹名板にはこう書いてあるので。





学名: Punica granatum





前回の「ザクロ」より コメント再掲:

英語で ザクロは Pomegranates(ポム・グラニッツ)。
これの語源は どうも 古フランス語の PommeGrenade から、すなわち 「グラナダ地方の実」(Pommeはリンゴでなく果実一般 ) から来ているようですが、グラニッツ と聞くと 私は仕事柄 岩石の「Granite(グラニット )」(花崗岩のこと)を連想して納得してしまいます。花崗岩というのは 火山岩の中で いちばん粒子が荒いので、「粒々の」というところから グラニットと名付けられたと 同僚の地質屋さんから聞いたことがあります。
なので、Pomegranates(ポム・グラニッツ)も 「粒々の果実」という語源もありなのかな、なんて思ったりしてます。
宝石の garnet(ガーネット、柘榴石)なども 同じ語源ではないか! とさえ、思えてくるのです。




セイヨウカンボク 'ロゼウム' - 安城デンパーク(6/24)

2019-06-27 15:52:49 | みんなの花図鑑

「セイヨウカンボク」と言ってるけれど、学名は 先ほどと同じ 「ビバーナム(ヴィブルヌム)」なのだ。
以下 2019-06-19 投稿 時のコメントを そっくり使いまわします m(_ _)m

学名 : Viburnum opulus L. var. opulus
Viburnum は 「ガマズミ属」
opulus は カンボクのラテン語名。
本種は Viburnum opulus の基準変種であるが、日本には自然分布しない。そのため、和名では日本にも分布する変種の V.opulus var. sargentii にカンボクの和名が与えられ、本種の方が西洋カンボク・洋種カンボクと称される形となっている。(以上、wiki より抜粋)




カンボクは ・沖縄を除く日本全国に自生するガマズミの仲間で、特に中部地方以北の山地に多い。(中略)ガマズミの仲間だが葉はカシワバアジサイのように三つに裂け、縁にはギザギザがある。(庭木図鑑 植木ペディア「カンボク(肝木)」)




花期は5~7月で、花の色形はヤブデマリやオオカメノキ(ムシカリ)に似る。(同上)




・花の後にできる実は直径7~9ミリで9~10月に赤く熟す。枝にびっしりとできるため人目を惹くが、食用にならないばかりか、森の動物や鳥にも不人気であり、冬になっても枝に残る。(同上)

セイヨウカンボク (熟した実)





ビバーナム・プルニフォリウム - 安城デンパーク

2019-06-27 15:23:51 | みんなの花図鑑

樹名板には 「ビブルヌム・プルニフォリウム」と書いてあったのだが、正確にラテン語読みしているのは ここだけなので、園芸の流通名での呼び名「ビバーナム」に変更させてもらった。




Viburnum とは
【ガマズミ】…山野に普通にみられるスイカズラ科の落葉性低木。赤く熟した実を子どもが食べる。(世界大百科事典)

ようするに Viburnum とは ガマズミ属 のことなのであります。
(ガマズミそのものは Viburnum dilatatum )




果実は長さ8mm程度の楕円状核果で、青色~黒色に熟す。(GZK植物事典)





学名: Viburnum prunifolium
種小名は「プラムのような葉をもった」の意。



以下は、園内の別のところにあったのですが、やはり ビバーナム すなわち ガマズミの仲間と思われます。















シャシャンボ(しゃせんぼ)‐ 安城市WB

2019-06-27 14:53:32 | みんなの花図鑑

タイトル見て、「ハハ~ン」と思った人は 鋭い ('_')
私たちの地方では この木を 「しゃせんぼ」と呼んでいたのだ。





シャシャンボ(小小坊 Vaccinium bracteatum)とはツツジ科スノキ属の常緑小高木。別名シャセンボ。(Wikipedia)






漢字表記では「小小坊」と書くがこれは当て字で、シャシャンボの実際の語源は古語の「さしぶ」が訛ったものでる。(同上)




本名(和名)
本名は、シャセンボである。---かぼ 2007年4月4日 (水) 03:28 (UTC)

シャシャンボ?
本名シャシャンボ?シャセンボ?--利用者:ノン 2007年4月4日 (水) 02:44 (UTC)


シャセンボが標準和名である
標準和名シャセンボの苗が売っていた。--ノン 2007年4月4日 (水) 09:29 (UTC)

本文統合禁止
シャセンボとはツツジ科スノキ属の一種。学名Vaccinium bracteatum。別名シャシャンボ。 - - 本州西部、四国、九州、朝鮮南部、中国に分布する常緑低木。日本のスノキ属の植物には小柄なものが多い中で、葉は楕円形、やや厚い革質で表にはつやがあり、葉脈はややくぼみ、細かい鋸歯がある。7月頃に白色の壺状の花が咲く。果実は小さい球形の液果で黒紫色に熟し、食べることができる。これは同属のブルーベリー類と同じく、アントシアニンを多く含む。ローマ名 syasenbo

シャセンボ、シャシャンボの論争はノート:シャシャンボで
シャセンボ、シャシャンボの論争はノート:シャシャンボでしてください。あちこちで持論を展開しないでください。持論の根拠をしめしてください。--Kenpei

以上 Wikipedia 「ノート:シャセンボ」 抜粋




果実は 日本のブルーベリーと称賛する人がいるほどおいしい (^_^.)
シャシャンボ(果実)‐ 安城市WB (同一地点)



よく似た花に ネジキ がある。
ネジキ - 愛知県緑化センター