
柳川瀬公園(豊田市)のトウカエデです。
トウカエデの花は 雌雄同株で一つの花序に雄花と両性花が混じって咲く、ということのようです。
とすると、左が 雄花? 右が 雌花? (^_-)-☆

柳川瀬公園のトウカエデは(ここだけではないと思いますが、ここのトウカエデの花序はとくに)わっと球形になって咲いています。ネットで調べると、こういう咲き方を散形花序というのだそうですが、散形?ではなく 球形?花序です。

上が雌花、羊毛みたいなYの字の白い部分が めしべの柱頭。
その下は(たぶん)雄花。

雄花らしきほうをアップで観察しています。
数えると雄しべは7本しかありませんが、花粉を入れた葯が大きく膨らんでいます。
おしべの根元に 白い毛で覆われた突起がありますが、退化しためしべでしょうか?(未確認)

ピントの合った3つの花。
左のは おしべが大きいから、雄花でしょう。
真ん中のは めしべの柱頭が上に伸びて、その下に 翼果の格好(ブーメラン型)をした子房がはっきり見えるので、雌花でしょう。
右は こんどはまた 雄花のようです。

雌花は 白い毛羽だった柱頭が目印になりますが、その下の子房もほぼ果実の格好をしています。

柱頭は成熟すると 羊の角のようにカールするようです。

雌花のおしべも、翼果のこちらに4個、たぶん向こう側にも4個あるのだと思います。現在はこのようにはっきりしていますが、何千年後、何万年後には 消えてなくなる運命にあるのでしょう。

言い忘れました。
めしべや雄しべは上を向いていますが、これは花序を手に取って写したもので、通常は下を向いています。