
エニシダはマメ科。その花は 蝶のよう(蝶形花)。
野外民族博物館リトルワールドにて。

ところで、エニシダの名はどういう由来で付けられたのでしょうか?
そもそも、日本語なのでしょうか?
【エニシダの語源・由来】
エニシダはラテン語で「genista(ゲニスタ)」と言い、これがスペイン語に入って「hiniesta(イニエスタ)」となった。
「イニエスタ」が日本語に入って「エニスタ」と呼ばれるようになり、更に変化して今日の「エニシダ」という名前となった。
「エニスタ」からの音変化は、植物の「シダ(羊歯)」の名が影響したと考えられている。

漢字で「金雀枝」や「金雀児」と書くのは、黄金に近い黄色の花を咲かせるためであるが、紅斑のある花や白花もある。(同上)

ホオベニエニシダというのでしょうか?

マメ科の特有の花の形を蝶形花(ちようけいか)と言います。
一番大きくて 上に立っているのが 「旗弁」です。虫に花のありかを知らせるフラッグ(旗)の役目をします。

下側には2種類の花弁が左右に重なっています。
外側の左右2枚を 翼弁といいます。虫が蜜を吸うために停まる足場の役目をします。

内側の2枚は 「舟弁または竜骨弁」といって、当初は、柏手のように おしべとめしべを包んでいます。
虫が翼弁に停まるとその重みで翼弁と舟弁がたわみ、舟弁が開いて中からおしべとめしべが出てくる仕掛けになっています(^_-)-☆

このエニシダが、こんな豆を作ります (^_-)-☆
(2011-6-26 撮影@リトルワールド)← 10年前だ ∧||∧