アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

樹に咲く花 (41) ヒトツバタゴ

2021-04-19 18:00:00 | みんなの花図鑑

安城デンパークの「なんじゃもんじゃの森」のヒトツバタゴ(いわゆる なんじゃもんじゃの木)です。
例年ですと ほぼゴールデンウイークに入るころから咲きだすのですが、
今年は一週間以上早いようです。




樹は高いので、コンデジの望遠側で撮りました。




ヒトツバタゴはモクセイ科の落葉高木で、「タゴ」とは 「トネリコ」のことです。




ヒトツバタゴの学名は Chionanthus retusus Lindl. et Paxton
属名の Chionanthus はギリシャ語の「chion(雪)+anthos(花)」からきている。
種小名の retusus は「(花弁の先が)ややくぼみのある形の」という意味である。(花図鑑「ヒトツバタゴ」





中国福建省原産で中国、台湾、朝鮮半島、国内では、長崎県対馬北端、岐阜県木曽川周辺、愛知県の一部に分布する。(ヒトツバタゴ - なんじゃもんじゃランド






(ここからは 一眼レフ)
ヒトツバタゴ自生地は、長崎県 対馬市上対馬町鰐浦、岐阜県蛭川村、瑞浪市釜戸町、恵那市笠置町、愛知県犬山市池野西洞(以上国指定天然記念物)、恵那市大井町、恵那市中野方町、岐阜県中津川市苗木、中津川市落合新茶屋(以上県指定)、岐阜県瑞浪市稲津町萩原 (市指定)である。(同上)




花びらは 4枚です。




ヘビイチゴ?

2021-04-19 08:20:52 | みんなの花図鑑
ヘビイチゴ?

近所の 田んぼの畦のヘビイチゴ?
花だけ見てると、ヤブヘビイチゴやミツバツチグリと区別がつかなくなってしまいます。
でも、花だけ見てて分かるのは、ヘビイチゴの仲間は中央の子房が すでに球体化していてイチゴのかたちになっていることが多いということです。ミツバツチグリはそれがあまりはっきりしてません。




ヘビイチゴの花弁の後ろにある副萼片は、大きく葉状で先が下に垂れ下がっています。
ミツバツチグリの副萼片は 萼片とほぼ同形で長さもほぼ同じです。



ヘビイチゴ?

ここからは へきなんたんトピアのエコパークのヘビイチゴの仲間。
ヘビイチゴの花弁の特徴は 花弁と花弁の間に隙間が大きく空いていることだと思います。




これなど、付け根が細く離れているので、いまにも剥がれて落ちそうです。




葉を見ると、周囲が大きくギザギザがあって丸っこい葉ですので、これは ヘビイチゴですね。
ヤブヘビイチゴは もっと長細いです。


ヤブヘビイチゴ

参考までに、ヤブヘビイチゴと判定したイチゴの葉です。(2018-05 安城市JJ地点で 撮影)