アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

コバノミツバツツジ - 愛知県緑化センター

2021-04-10 15:00:00 | みんなの花図鑑

今年は サクラとツツジ(躑躅)とフジ(藤)が一緒に咲くという大変なことになってます。
このコバノミツバツツジは 愛知県緑化センターと周辺の林縁で撮ったものです。
撮影日は 4月1日です。




第1駐車場前の林縁。コンデジで撮影。




同じところで 同じカメラで。




こういう色をして 比較的早く林縁に咲くツツジは ミツバツツジの仲間だということは分かるのですが、
ミツバツツジにもいろいろあり、そのうち狭義のミツバツツジだけは雄しべの数が5本なのではっきり区別できるのだそうです。




コバノミツバツツジとアオモジ(既出)のコラボ。
第3駐車場前の雑木林にて。




平成の小径 入り口付近にて。




ミツバツツジは花の横に 3枚の葉が付いているところから付いた名前です。
雄しべの数は あきらかに 5本以上なので、本家のミツバツツジではないことは分かるのですが、その他のミツバツツジにもいろいろあり、それらはおしべの数は共通して10本のものが多いということになってます。




コバノミツバツツジの「雄しべは10本で、長いものが5本、短いものが5本。」(植物雑学事典「コバノミツバツツジ」)
画像の雄しべの数を数えると、8~9本くらいです。どうやら 1~2本は落ちてしまったようです。
おしべが(5本でなく)それ以上で このあたりにあるミツバツツジの仲間は コバノミツバツツジということになってます(^_-)-☆

「ミツバツツジは本州の中部から関東地方にかけて多いが、このコバノミツバツツジは主に中部地方から九州地方の山地や里山に分布する。」



閉じてしまったYahooブログで こんな記事を見つけていました。
「花粉は細い糸でつながっており、訪れる昆虫の体に付着しやすい構造となっています。」
へぇ~ (^^)/





樹に咲く花 (30) イチョウ

2021-04-10 06:00:00 | みんなの花図鑑
雄花

イチョウは 雌雄異株。
花は 「雌花、雄花ともに春の葉の展開と同時に出て」(植物雑学事典「イチョウ」)きます。




葉の付け根から、緑のバナナみたいに出ているのが 雄花です。

















雌株

「最近はぎんなんの臭気を嫌って雄株の接ぎ木苗が多くなったので、街路樹などでは雄株ばかりとなており、雌花を見ることは少なくなってしまった。」(植物雑学事典「イチョウ」)
これは 神社に何本かある イチョウの雌木です。毎年 銀杏の実が生ります。




雌木ということは分かっているので、花が咲いていれば それは雌花なのですが、時期が早いのか、花らしき部位が見つかりません、皆 葉ばかりです。



これなど、中心に出ている部位は 一見すると雌花かな?と期待が膨らむのですが・・・




よく見れば、これも生れたばかりの若葉のようです。


仕方がないので、雌花がどんなものか、画像検索したスナップ画像を挙げておきます。
(雌花の画像が撮れたら 差し替えるということで・・・)

イチョウの雌花は、葉と同じところから果柄を出し、先端に むき出しの胚珠が通常は 2つ、中には1つだけ、あるいは3つ、まれに4つ伸びていて、これだけで 雌花なのだそうです。