アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

4月初めの愛知県緑化センター

2021-04-20 18:01:12 | みんなの花図鑑
きょうはもう20日。4月も下旬です。4月の上旬に行ったときに撮った画像がまだたくさん残っているので、ここで放出することにしました。


馬と山里のサクラ

(画像は 合成画像です)
愛知県緑化センター境界を流れる川の対岸に牧場があります。
牧場の向こうの山に植えてある サクラがちょうど見ごろでした。









山桜

センター周辺の雑木林の ヤマザクラ です。



コバノミツバツツジや アオモジ と一緒に咲いていました。




サクラ

センター内のサクラです。







ベニバスモモ











ダイオウグミ












ニワウメとシジミバナ












落下ハナノキ

ハナノキの(雄株に咲いた)雄花は 花粉を放出するとすべて地面に落ちます。
これは その落下した雄花を撮ったものです。








キクモモ

キクモモは モモ(バラ科サクラ属)の園芸品種。



花は八重咲きで、菊の花に似ているので「キクモモ」と呼ばれます。





ツバキ ’弁慶’

ツバキの学名は Camellia japonica



「弁慶」は 花弁は幅広く、2~3重に重なる八重咲き品種。



八重の花弁は おしべが変化したものなんですってね





ヒカゲツツジ

「和名のヒカゲツツジは日陰に多く生えることに由来するが、日陰だけに生えている訳ではない。」(wiki 「ヒカゲツツジ」)


ヒカゲツツジの 学名は Rhododendron keiskei var. keiskei
種小名keiskei は明治時代の植物学者伊藤圭介(1803‐1901 年)への献名ということです。
ちなみに アシタバの学名も Angelica keiskei




「雄しべは10本」「花糸の下部には白い軟毛を散生させ、花柄は長さ1-1.5 ㎜」(同上wiki記事より)








樹に咲く花 (42) ナシ、マメナシ、ユキナシ

2021-04-20 11:19:39 | みんなの花図鑑
今朝は、ナシを三つ。


「いささか旧聞に属しますが」と前置きしなければならないくらい未提出の画像がどんどんたまっていきます。
4月3日の撮影です。
場所は 安城市のナシ園。遠景は 豊田安城自転車道のサクラの花です。



梨は、日本で栽培される果物の中でも歴史が古く、弥生時代にはすでに食べられていたそうです。
安城市は 梨の一大産地で、それは明治時代に 明治用水が開通し、調整可能な水を得たことが普及の大きなきっかけとなりました。



このナシの品種名は分かりません。
安城梨には、「甘ひびき」、「愛甘水」、「幸水」、 「豊水」、「あきづき」、「新高」などがあるそうです。




ナシはバラ科ナシ属の樹で、花の時期もサクラと重なることが多いです。




雄しべは約20本、めしべは5本のことが多いと言われてます。



花は葉とともに展開します。
雄しべの葯が赤いので、新芽の赤とのバリエーションが美しいです。



「梨を含む多くの落葉果樹は、自家不親和性と言う性質があり、一部の例外を除き、自分と同じ品種の花粉では上手く受粉しないと言う特徴があります。

 人工授粉は主に、人間が行う場合と、蜜蜂などの昆虫を利用する方法が有りますが、梨の場合は、梨の花を蜜蜂が余り好まないみたいで、全てを任せるわけにはいかず、人間による人工授粉がメインになります。」(梨 さくらんぼの加藤農園「梨 人工受粉」)



マメナシ

愛知県緑化センターの樹木園のマメナシです。
背が高く、遠くから見たときは、サクラが咲いているかと思いました。



私も初めて知ったのですが、wiki によると、マメナシは日本では東海地方にのみ分布している梨だそうで、その分布域は シデコブシヒトツバタゴと同じく「東海丘陵」(伊勢湾を取り囲む地域の丘陵、台地、段丘地帯)の日当たりのよい低湿地に生息するナシということです。




「直径2.5 cmほどのサクラに似た白い花をつける。」(wiki 「マメナシ」)
やっぱりサクラの花と似てたんですね (^^♪






ユキナシ

こちらは 昨日(4月19日)撮ったもので、花期はほとんど終わってます。



ユキナシは wikiによると 「ヨーロッパ中部から南東部に分布する」西洋梨とのこと。



「名前は白い花と、白色の綿毛に覆われた若芽や若葉が雪のようであることから。」(wiki 「ユキナシ」)



「なお、日本で2006年冬に相次いで発売された「雪梨」のゼリーやヨーグルトで用いられている雪梨とは中国なしの一種であり、本種ではない。」(同上)