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タイタンビカスは 津市の赤塚植物園が アメリカフヨウとモミジアオイの交配、選抜により開発したアオイ科フヨウ属の品種です。花が大きく、強健な品種です。
どちらかというと花はアメリカフヨウのそれに似ていて、葉のほうはもみじ葉のモミジアオイに似ています。
由緒についてはそれだけ言っておいて、あとはすぐシベの観察に入ります (^^♪
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シベはアオイ科特有の「雄しべの筒の中を貫通した雌しべが筒の先で顔をだす」方式です。
昨日の オクラと比べると、雄しべ筒の中から出てきためしべが勢いよく柱頭を5つに分けて展開しているのが目立ちます。
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雄しべ筒の外壁からは小さなキノコのように 花糸が葯をもちあげています。葯からは房状に花粉が出ています。
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筒の中から出てきためしべは大きく放射状に柱頭(受粉器官)を展開しています。
タイタンビカスの柱頭は 雄しべ筒の中から出て上を向くようです(片親のアメリカフヨウはまっすぐ前を向いたままです)。
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さっきから、「雄しべ筒」とか「筒を貫通して出てきた雌しべ」とかという表現を使っていますが、ほんとうに雄しべと雌しべは分かれているのでしょうか?
その証拠写真が上の画像です。
ツクシの袴状の部分が雄しべ筒の上部終端です。
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