大津市坂本本町の比叡山延暦寺西塔峰道で、伝教大師(最澄)像のライトアップが行われている。一帯で穂を広げたススキが風に揺れる中、巨大な銅像が照らし出されている。
像は高さ約12メートル。比叡山開創1200年を記念し、1987年に建立された。
ライトアップは、夜間の奥比叡ドライブウェイの利用促進を目指し、運営会社が8月に始めた。日没後、周囲の山並みが闇に包まれると、数珠と巻物を手にした法衣姿が浮かび上がり、存在感を際立たせる。
11月30日までの日没から午後10時まで。2~24日の日中には、横川地域で紅葉を観賞する「比叡のもみじ」が開催され、横川駐車場で抹茶やくず湯接待などが当たる抽選会がある。