メモは何かを覚えておくためものものと思っていましたが、その考えだけでは了見が狭いのでした。
ポーズメモというのがあることに気付きました。とる振りをするあいだだけのメモです。
学生が講義を聞いているところを見せるポーズの一種です。
ひと言ひと言に深くうなづいてみせる、あれと変わりありません。
ポーズメモを、うるう年がもう一度来るぐらい続けていると、習慣になって、すっかり身についてしまいます。
とり終わったときがそのメモの寿命末期ですから、文字の掃き溜めになった紙ができているだけになります。
そうなれば、読みもしなかった古新聞とほとんど同じで、リサイクルかゴミか、集めに来る日の違いか、そんな差しかありません。
書き溜め.txt というファイルを作ったことを、昨日書きましたが、作り方を紹介していませんでした。
紹介は大げさですが、こういう形にしてあるという、まあどうでもよい報告です。
私は、この手のファイルは、時系列を下から上にしてあります。
普通の文書は上から下に書き、上から下に読みますが、メモファイルは、下から上に書き、上から下に向かって読んだり、下から上に向かって読んだりします。
段落の中での改行はもちろん上から下ですが、一記事のかたまりの次には仕切り線を入れてその上側に書いています。
新しい記事を探すときは上から、古い順に整理をしていくときは下からと、二通りの使い分けができます。
紙を綴じたノートでも、最後のページから書いていけば、新しいものがいちばん上に来ます。しかし、順序はそうなっても、はじめに出てくるページには何も書いてありません。
メモはやっぱりテキストファイル、です。