路地裏覗きのついでに、ビットマップ以外のところも、ひととおり様子を伺っておきましょう。
足を踏み込むかどうかは、扉を開けてみたとき、その雰囲気で決めればよいので、とにかく看板文字だけ見て開けてみないのでは何もわかりません。
JPEG:Joint Photographic Experts Group どうやらこの名はどこかのグループ名のようです。
Joint というからには、合同組織なのでしょう。
どういうグループが合同したのかは、興味次第で知ることができますが、国際的な標準化を進めている組織には違いありません。われわれパソコンの一般ユーザーには、その程度で十分でしょう。
⇒ http://p.tl/e6b8
JPEG というグループによってまとめられた JPEG という名の規格に沿って加工された、JPEG という名の画像ファイル形式であるということです。
グループの名前が、なぜそのままファイル形式名になどと考えるのは、FAQによく現れるなぜなぜ病の症状でしかありません。
肝心なのは、JPEG という規格によって画像データがどう加工されるのかということです。
まず、ビットマップのままではファイルサイズが大きすぎるものがあるので、圧縮しようというのが目的です。
大きなものを押しつぶせば、どこかに無理がいくのはあたり前で、JPEG方式では、単純な背景にくっきりとしたものが描かれていると、そのあたりがもやもやとしてくるという難点があります。
もうひとつの難点は、加工を繰り返すとボケかたが酷くなってくるということです。
必要な大きさにスパッと決める、何度もぐずぐずいじらない、それが JPEG 画像取り扱いの要領であるようです。