プリントスクリーンで画面のいちばん上の窓をはがしてコピーする方法を一昨日書きましたが、その上を要求する人がいれば、自分の欲しい部分だけを切り抜けないかと考えます。
それをできるようにしたのがスニッピングツールです。
スニッピングツール「Snipping Tool」は、Windows Vista 以降のバージョンに組み込まれ、「アクセサリ」の中にあります。
使い方は、いろいろなサイトで紹介されていますのでご覧ください。
⇒ http://p.tl/-ZyL
画像にしてからでもトリミングの機会はあり、いずれはどこかで切ったり貼ったりしたくなることがあるので、切り抜くときの丁寧さにこだわりたくない、と思ううっかりユーザーは、お好みの使い方をどうぞとしかここでは言えません。
ほかの操作マニュアルも同じようなものと、今頃気付きました。
細かい手順を紹介したものには、それぞれ編集者の特性があらわれます。編集以前の操作方法そのものにも、ぞれぞれ特性があります。その書き方、その方法は、書いた人、考えた人に、そのときにだけぴったりのことなのでした。
学校教育の教科書選びが、だいじなことなのに、本屋の営業さんの腕にもたれているようでは、ろくな教育ができないことがよくわかります。
彫刻でも、荒削りをおろそかにして、細かい部分に早くのめりこんでしまうと、奇妙な形のものが出来上がります。
もしそうして生まれた作品が誰かの感動を呼べば、優れた芸術と呼ばれるようにもなりますが、その手順が芸大の教科に取り入れられることはまずないでしょう。
はさみはバサバサと切る道具です。紙切り芸人の真似がだれにでもできるわけではありません。