「スクリーンショットをとるために、表示されている画面イメージをクリップボードにコピーする」ことが、プリントスクリーンの方法だと前に書きましたが、忘れっぽい私は「クリップボード」という名前をなかなか覚えられません。
ひとに話すとき、「クリップボードに一時保存されました」が出てこずに「パソコンが覚えこんでいます」と、つい言ってしまいます。聞く人は中途半端にしかわからないでしょう。
クリップボードは、一時的にデータを保存できる共有のメモリ領域のことです。
「コピー」か「切り取り」の操作をしたとき、このメモリ領域に保存しておいて、「貼り付け」の指令が出るまでの間、一時預かりをするのがクリップボードの役目です。
クリップは永年なじんできた文具の一つですから、ちょっとはさんで止めておく感じはわかりますが、ボードがピンとこないのです。コンピュータに板状のものは入っていても、データはいつもそこに入るとは限りませんから。
見えないものなら見えないような名前がついていればよいのですが。たとえばクリップメモリなどと。
そんな言葉はないだろうかと、ためしに検索してみたら、「クリップできるUSBメモリ」というのが出てきました。
気ままな呼び名は、やはり全然違うものだったのです。