悲しい知らせ

今朝、イギリスから電話がきて、お義父さんが息をひきとった
との知らせがありました。

木曜日にホスピスに入院し、金曜日から痛みを和らげるために
モルヒネを最大限投与することになり、意識が朦朧としている
状態だったようです。

積極的な治療ではなく、安らかな最期を迎えるためのケアに
移行し、点滴による栄養剤の投与も打ち切り、一時間おきに
口をぬらす程度の水分補給だけ。

金曜日から旅立つまでの４日間・・・看ている家族はいかに
つらかったことか。

毎日電話をもらっても何をどう言っていいかわかりません
でした。

私にできることと言えば、
『願わくば、早くお義父さんの魂を神様のところに連れて行って、
肉体の痛みから解き放ち、永遠の平安へ導いてください』と
祈る以外にありませんでした。

でも、家族や親族、親しい友人の多くに看取られ旅立っていけた
お義父さんは幸せだったと思います。

こちらに残っているわたしとベンジャミンですが、状況を気遣って
いろんな人が電話くれたり、外出に誘ってくれたり、かなり忙しい
日々を送っております。

昨日はオーストラリアへ来て、ななななんと初めて映画にも
行った！！！！！！

見たのは「Miss Potter」

ピーターラビットの作者の生涯といっても、絵本の出版から
National Trust運動に関わるところまでの部分を映画化
したものでしたが、撮影が行われたと思われるスコットランドの
風景がとても美しく、心が休まるひとときでした。

ベアトリクス・ポッターは湖水地方に暮らしていたの
ですがね。

映画を見てて、なんとなくスコットランドっぽいなぁと思って、
最期のテロップで確認したら、やっぱりそうだった。
The isle of Man(マン島)でも撮影が行われたようです。

映画の間、ベンジャミンはハイハイしまくってましたけれど。