さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

頭が挟まれた・・・

2007年10月23日 23時25分05秒 | Web log
先先週の土曜日。

子供を一緒に遊ばせて、わたしたちはおしゃべりでもしましょう
ということになり、ジョナサンのクラスメート・ノアくんの両親と
わたしたち一家とで、近くにあるスワンリバー沿いの公園で会った。

マイクは買ったばかりのカヌーを持って行き、パドリング。
わたしは、ひたすらおしゃべり。
子供たちは川に入ったり、砂で遊んだり、カヌーに乗せてもらったり
で、それなりに楽しく遊び、とてもゆったりした時間を過ごしました。

で、水も冷たくなってきたし、子供たちは遊具で遊びたいというので
場所を移して、遊具のあるところへ。

足の速いジョナサンは、気がついたら消えていました。

わたしはベンジャミンをベビーカーに乗せて、ジョナサンのいるところへ
歩いていくと、ジョナサンが泣いてるような声が・・

近づいてみると、頭が遊具の手すりに嵌まって身動きがとれず
泣いていました。



入ったんだから、抜けるだろうと思いきや・・・中々抜けず
どんどんとわたしたちの周りに人だかりが・・



BBQに来ていた人が、油をぬってみたら?と植物油を持ってきてくれたり
ジョナサンを落ち着かせるためにと、見知らぬ人がアイスを買ってきてくれたり
水を飲ませないと・・・と水を持ってきてくれたり、
頭がダメなら、体から抜いてみようと体を持ち上げて通そうとしたけれど抜けず。

マイクはいつまで経っても戻ってこず。

内心、「命に別状はないわけだし、最悪、レスキュー隊に手すりを切ってもらえば
頭は抜けるし・・・この決定的な瞬間をカメラにでも撮ろうか・・」
なんて考えていたのですが、周りがあまりにも大騒ぎするのでそんな軽率なことは
間違ってもできず。

「ざんねん」

やっとマイクが到着し、ある人の提案で車のジャッキで手すりを開き、無事救出。

30人くらいの親切な方々+野次馬さんに丁寧にお礼を言い、帰宅しました。

それにしても、どうやってあんな狭いところに頭が入ったのか・・いまだに謎。

ジョナサンのお友達のノア君(3才半)は「どうして、ジョナサンは、あそこに頭を入れたの?」
ってとても純粋なクリクリの瞳でわたしに問いかけてくるんだけれど・・・

「I dont know 」

ですよ。

カミュの異邦人みたいに「太陽がまぶしかったから」って答えてやろうかと
思いましたよ。

ま、ジョナサンにしたら「あの手すりをすりぬけてみたい」
「よし、やってみよう」ってそれだけのことで、
頭が嵌まるかもなんて考えもしなかったんでしょうけれど。

それにしても、人の親切が身に沁みた一日でありました。


署名

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